アジアは強いがリーグタイトルが遠い浦和レッズ、新監督を迎えどんなサッカーを築くか
おはようございます。
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前回に続き好きなサッカーに関する記事になります。
新年になり2023年シーズンに向けてJリーグ各クラブが新体制発表会を行っています。
24年シーズンからJ1リーグが20チーム体制になるため、今年は降格するクラブがわずか1チームのみとなるのでよりシビアな戦いが生まれると思います。
新シーズンにむけて今回はオリジナル10の一つ、ACLでは2冠とアジアで無類の強さを誇る『浦和レッドダイヤモンズ』について個人的に思ったことを書きます。
1.昨シーズンの開幕前の期待値からのがっくり
昨シーズンの展望としてJリーグ開幕前に行う、前年度リーグ王者と天皇杯王者との試合で浦和が川崎フロンターレ相手に2-0で完勝した時は優勝間違いないと期待していました。
3か年計画を掲げた最終年、リカルド・ロドリゲス監督の手腕ならと思ったのですがリーグの結果を見ると9位という結果に。
ルヴァンカップ、天皇杯も逃し唯一の救いはACLアジアチャンピオンズリーグにて決勝まで残っていること(決勝戦が2023年5月に)
ですが国内タイトル優勝争いが出来なかったことによりリカルド監督はクビとなりました。
原因として考えられるのはとにかく勝ちきれないこと。
8試合連続引き分けなど累計引き分け数が15試合というリーグ最多の引き分け数でした。
もし仮にこの15試合全部勝利だとしたら+30Pだったのでマリノスを上回りリーグ優勝もできた。
チームの波が激しく、点を獲るときは大量に獲るが獲れないときは本当に点が獲れない、次の試合にとっとけよと思わず叫びたくなりました。
守備は元代表GK西川選手をはじめ、現日本代表の酒井選手などタレントは豊富で失点数はリーグ内でも少ない方ですがやはり優勝争いしているチームは得点数がずば抜けています。
浦和の今季得点数は48、今シーズン優勝した横浜Fマリノスの得点数は70と大きく差が出ていますので、いかに平均して得点数を重ねることができるかがカギです。
2.補強自体は従来に比べると適格
浦和レッズの補強の傾向としてこの1~2年は欧州出身の選手が所属することが増えてきました。
ユンカー、ショルツ、モーベルグ、リンセン、シャルクと各国の元代表や欧州CLにもでたことがあるレベルの選手が来たことによりチームのボトムアップができています。
特にショルツの活躍は凄まじいもので彼がいなかったらもっと悲惨な順位になっていた可能性があります。
日本人選手もユース出身の松尾選手、馬渡選手、犬飼選手、大畑選手、知念選手、岩尾選手などほしいところの補強は上手くいっていたと思っています。
4~5年前の補強は素人目線で見ても、名前先行の選手が多く浦和に来たとたんにレベルが落ちることもしばしば。
監督とフロントの考えが全く一致していなかったという噂もあるくらい、お金の無駄遣いと言われるような補強ばかりしていた時代をみているとマシになってきたと思います。
ただシーズン通して痛かったのがけが人の多さ。
優勝するチームの特徴としてけが人が少ないことが非常に重要。
外国人枠で終始出場できたのはDFのショルツ選手のみ、あとは全員怪我で離脱が多すぎた。
日本人選手も酒井選手、犬飼選手の長期離脱など計算できる選手の怪我が痛すぎました。
3.片道切符な若手たち
クラブ経営の規模が大きくACLで2度優勝しているという強みがあるからか高卒、ユース上がりの選手が期待して入団しては来ますが、試合に出られないため、武者修行という形でJ2、J3のチームにレンタル移籍で出します。
ですが基本片道切符になりがちで非常に厳しい問題がある。
ここ数年でレンタルから帰ってこれた選手はで京都サンガからレンタルバックした萩原選手くらいです。
クラブにお金があるからか外から獲ってくることが容易で若手を伸ばすことが少ない。
監督も成績がクビに繋がるから試すのも慎重になりやすくなる。
クラブのレジェンドである長谷部誠選手、原口元気選手など生え抜きが日本代表選手に選ばれるが、どちらも海外に出てから代表に定着しています。
次点で東京オリンピックメンバーでシントトロイデン所属の橋岡選手。
ユースは常に上位争いをするくらいのレベルなのですが、ただプロに上がっても通用していないのもありJリーグの7不思議と揶揄されることも。
とにかく育成が上手くいっていない環境を打破していただきたい。
4.補強と期待したい展望
2006年の初優勝時の選手一覧をみて控えまで代表選手だらけだったあの時代を知っている人たちからすると、もう一度あの光景を見たいのが1ファンとしての願いです。
監督がポーランドリーグで優勝しポーランド代表監督の打診もあったスコルジャ監督を迎え、前年のリカルド監督とはやり方も扱う選手、戦術も大きく変わるため未知数ですが果たしてどうなるか。
既に去年活躍した江坂選手が完全移籍、ユンカー選手のレンタル移籍が決まり、FWは復帰組の興梠選手と熊本から補強した高橋選手とFW登録選手が少ないがハイプレスを戦術にしたいという監督の考えがあるとインタビューがありましたので、終始走れる選手に絞ったと予測できる。
さいごに
地元のチームなのでひいき目に見てしまうところもあるが、やはりビッグクラブを目指せるスタジアム、サポーター、運営があるからこそまずリーグタイトルが獲れるチームになってほしい。
また強いチームほどどういうチームコンセプトと文化なのかが明確。
鹿島みたいに監督が代わってもぶれない文化、もしくは川崎のパスサッカー、横浜Fマリノスみたいに海外のクラブ提携での方向性を合わせるなどクラブの文化を形成できるようになったら面白いと思います。
個人だけなら代表レベルクラスがゴロゴロいるからこそ新監督の元、新たな戦術をMIXさせまた圧倒的な浦和レッズを見せていただきたいです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。
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