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ワタシの家族写真物語 ①

「4月24日、家族写真を撮った」

言葉にすると、
たったそれだけのことなのに
私にとっては
とびっきり特別な一日で

きっと生涯忘れられない思い出として
心に深く刻まれるだろう

「撮影は、終わりであり、始まりの日になる」

そんな大きな区切りとなる
大切な日になる予感があった

だって、
その日を想像するたびに起こる体感が
とてつもないものだったから

撮影日に向けて
大きな癒しが生まれて
愛に包まれた

喜びと感謝が
ハートからあふれて、
味わっては泣くの繰り返しだった

9月23日、
私の誕生日に写真撮影をした
「美の覚醒プロジェクト」から
こんなストーリーが生まれるとは

心が震えている今、
ここに書き記しておきたいと思う

よかったら聴いてください

ワタシの家族写真撮影物語を

撮影のきっかけ

きっかけは、
大学生の娘が
成人式のときに振袖姿の記念写真を
撮っていなかったこと

そこで、
3月の大学卒業のタイミングで
振袖姿の写真を撮ることにした

ちょうど息子も高校卒業

せっかくだから
家族写真も撮ろう

家族写真を撮るなら
結納の席で義母から贈られた
大島紬の着物を
夫婦で着たい

昨年、
友人のゆきえちゃんが
着物姿で過ごす
ひな祭り女子会を開催

そのおかげで、
私は初めて
その着物に袖を通す機会を得た

なんと夫は
今回初めてその着物に
袖を通すことになる

そして、3月2日は
私たち夫婦の結婚記念日だった

あれ?
今年は結婚して何年だっけ?

数えてみたら
25周年、銀婚式だった

家族全員、
節目の時を迎えていた

このタイミングで、
結納の席でもらった着物を
夫婦そろって着るなんて
25年前に着物を受け取ったときには
想像もしていなかった

なんて粋な計らいなんだろう
と宇宙の采配に感動した

あのときはいなかった
娘と息子も家族に加わった

「このメンバーで
チームになれたことが幸せだった。
家族になってくれてありがとう」

そんな感謝の気持ちが
湧き上がる

写真撮影は
庭園や館内が美しい
都内式場を予約

あとは3月末の撮影当日を
迎えるだけだと思っていた

撮影エピソードを思い出すような記念写真

そんな中、ふと
ロケーションも大事だけど
それ以上に誰に撮ってもらうかが
私にとっては大事かも

と思い始めた

きっと都内式場での撮影は
きれいな仕上がりにはなるだろうけど
出来上がりが
何となく想像できてしまって
そこまで心がときめかなかった

「私の心が震える
ときめくポイントはどこだろう?」

そう思ったときに頭に浮かんだのは
U子さんご夫妻の
ウエディングフォトだった

それは、
私が「美の覚醒プロジェクト」に参加したときに
写真撮影をしてくれた
チヱさんの作品だった

撮影エピソードを聞きながら
見せてもらった
ウエディングフォトは、
その夫婦らしい
パートナーシップが写し出されていて
どれも本当に素敵だった

写真を見る度に
撮影エピソードを思い出すような
そんな記念写真がいい
と思った

子どもたちが大きくなった今、
家族で何かをするということが
少なくなった

だからこそ、
この写真撮影自体を
家族の楽しいイベントにしたかった

そう思ったら、
やっぱりカメラマンのチヱさんに
撮ってほしいと思った

それでもまだ
踏ん切りがつかずにいた

すると、
撮影予定日に
息子に別の予定が入ってしまい
3月末の撮影を
急遽キャンセルする流れに

それならば…
と思い切って
カメラマンのチヱさんに
連絡を取る

チヱさんに
撮影してもらうのであれば、
ヘアメイクは
「美の覚醒プロジェクト」で
お世話になった
TOMOMIさんにお願いしたいと思って
それも伝えた

チヱさんから
すぐに返事があった

「一度オンラインで話をしましょう」

私のメッセージを読んだチヱさんは
「祝宴」というワードが
頭に浮かんだという

子どもたちの卒業

そして

結婚25周年

さらに家族は節目のときを迎えていた

4月から
娘は社会人、
息子は大学生になる

私たちは、
息子の高校卒業を機に
移住を考えていた

豊かな自然に囲まれた
海が見える一軒家に暮らし、
気のおけない仲間が集って
楽しいことをする
コミュニティハウスを作りたい

「きっかけは娘さんの
振り袖姿の写真を撮る
ということだったと思いますが、
これはご夫妻から生まれた
家族の物語ですね」

とチヱさん

問題は撮影日だった

家族で日程調整したところ
全員の予定が合う日が
4月24日しかなかった

恐る恐る
そのことを告げると
チヱさんは笑顔で言った

「なんか23か24日の
どちらかのような
気がしていたんですよね。
ヘアメイクのTOMOMIにも
日程確認してあるので、
撮影は24日で大丈夫です」

す、すごい!

もう宇宙からの後押しが
入っているとしか思えなかった

家族4人のうち3人は
着物を着ることが決まっていた

息子の服装をどうするか
迷っていた

卒業のタイミングだったら
高校の制服である学ランでいいかな
と思っていたけど、
撮影は4月になったから
さすがに学ランは違うなと

「着物は格式が高い服だから
できれば息子さんも
着物がいいと思いますが、
着物でない場合は
着物と同じくらいの
エネルギーレベルのものに
した方がいいです」

また、
今回は着物で撮影するため
着付けが必要だった

ヘアメイクのTOMOMIさんは
着付けはできるけど、
家族4人分のヘアメイクがあり
時間的に厳しい

チヱさんは引っ越しをして
まだ近所に
着付け師の知り合いがいなかった

「この写真撮影のチームの一員として
関わってもらうから、
見ず知らずの人ではなくて
どなたかの知り合いにした方が
いいと思います」

チヱさんにそう言われて
着付け師を探すことに

そして、撮影場所

出張撮影が可能とのことで
家族で撮りたい場所を
考えることになった

「それから、
池田家を象徴するものを
一緒に撮るといい
と思うので、
それは何かをご家族で
話し合ってみてください」

ワクワクとともに
一回目の打ち合わせが終了した

どんな家族写真がいいのか、一つひとつ決めていく

さあ、
決めていくことがたくさんある

まずは
息子に撮影時の服装のことを
相談してみると、

「袴を履きたい。
色はグリーンで
グラデーションのあるもの」

と即答した

そこでレンタル着物を
二人でネット検索

息子のイメージ通りの
袴が見つかった

カメラマンのチヱさんと
ヘアメイクのともみさんに
全員の着物の写真を送ると
「いいバランスですね!」
と言われた

偶然にも
着物の色合いが
赤、緑、紺、黄となり
きれいにばらける

一方、撮影場所は難航した

横浜の歴史ある建物が
候補に挙がったけど
タイミング悪く改修工事中だった

私の好きな明治神宮は
外部カメラマンがNGだった

海で撮りたいとも思ったけど
天候に左右されるため
リスクが高い

うーん、どうしようか

「家族」を撮ってもらうなら
祖父母の家のような
古い木造の平屋がいいと思った

縁側、畳、梁、庭

カメラマンのチヱさんの
ご自宅nanajigenが頭に浮かんだ

チヱさんは、
自身でリノベーションした
築70年ほどの古民家に住んでいた

インスタで写真を見て
「ここがいい!」と思った

チヱさんのご自宅は千葉

たしかゆきえちゃんのお宅で
私の着付けをしてくれたテリーも
千葉在住だったはず

着付けは
テリーにお願いしてみよう

そう思って
彼女のインスタの投稿を見たら、
ちょうど着付けの最終資格を
取り終えたところだった

なんというタイミング!

早速連絡をとり、
オンラインで話をして
正式に仕事を依頼

嬉しいことに
着付け師として
初めての仕事になるとのこと

昨年、
義母からもらった大島紬を
着付けてくれたテリー

そんなご縁のある彼女に
記念すべき初仕事を
依頼できるなんてね

ご縁をつないでくれた
ゆきえちゃんにも
感謝の思いが湧いた


そして、
私たち家族を象徴するものは何か

うーん、
これと言ってないかも…

強いて言えば、
ゲーム大会かな

子どもたちが小さい頃から
ときどき開催してきたゲーム大会

トランプ、
ボードゲーム、
テレビゲームなど

お菓子やジュースをつまみながら
たくさんのゲームを
一日かけて行なって
総合優勝を決めるという
我が家の一大イベントだった

ゲーム開始前に
みんなで分担して
1位から4位までの賞状を作っておく

ゲームをすべてやり終えたら
待ちに待った表彰式

作った人が賞状を読み上げて、
該当者に手渡すときには
拍手で互いの健闘を称え合う

子どもたちも大きくなったから
賞状は作らなくなったけど、
ボードゲームは
今でも時々楽しんでいる

家族にも聞いてみると、
「やっぱりボードゲームじゃない?」
と満場一致だった

でも、ボードゲームって
絵になるのかな…

カメラマンのチヱさんに相談すると、

「それは池田家ならではのエピソード。
ぜひボードゲームをしているところを撮りましょう。
せっかくだから、表彰式もやりましょう。
今回は、全員1位ということで一人一枚誰かに賞状を書いて、
内容は当日サプライズで読み上げるのはどうですか

きゃあ!それ、めっちゃいい!

テンションが一気に上がるのが分かった


② へつづく


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