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その時思ったねえ、ああ、好き嫌いがあってよかったってね


給食指導は、大事。このことを授業で考えさせた。
とにかく食べ物の恨みは怖い(^^)。
また、いじめを生み出すきっかけや原因にもなりやすい。



色々指導した後に、好き嫌いの問題をどうするかという話を考えさせた。

1.とにかく食べさせる
2.残してもいいとする
3.その他

と選択肢を与えて、小グループで議論させた。
学生たちの答えは、残してもいいけれど少しは食べてみようかというものであった。妥当なところではないかなあと思う。もちろん、アレルギーのことは別にして、少しは食べてみようかということである。



私は、10代は、豚肉の好みがコロコロ変わった。赤身が好きな時期と脂身が好きな時期が変わった。また、20歳までは椎茸が食べられなかったし、21歳の夏に突然ビールが美味しくなった。さらに、50歳を過ぎてからセロリが美味しくなった。

『なんというか、自分でも驚くんだけれども、こうして味覚って変わるんだよね。口の中にある味蕾が、強く反応するのが子供の時期で、大人になると反応しにくくなるというのもあると思う。自然界で苦いというのは毒だから、それを感知できるようになっているんだろうねえ。あのままだったら、私もこんなにビールを飲まなかったかもしれないねえ(^^)』https://hoiku-shigoto.com/report/archives/5236/

『ピーマンなんて苦いの代名詞。でも、完熟ピーマンは赤くて甘いんだよね。食べたことある?自分で育ててごらん。甘いよ。パプリカではなく、完熟ピーマン。こうやって食育の話に繋げるのもいいね』

『私は、セロリが大嫌いで、あの匂いとかもうダメで。食べたことはないけれど、カメムシを食べたらあんな味じゃないかなと勝手に思っていたんだね。でも、スーパーに行くとセロリは堂々と売られていて、売れ残る気配もない。ということは、あれを「美味しい」と思って食べている人が少なからずいるということだ。となると、その「美味しい」を理解しない人生は勿体無いと思うわけだ。
それで、少しずつ食べてはいた。そして、炒めたセロリが美味しいと感じるようになり、セロリとミョウガと塩昆布の醤油かけというサラダが抜群に美味しくなって、食べられるようになったのだよ』

『その時思ったねえ、ああ、好き嫌いがあってよかったってね。だって、最初から全部好きだったら、あの嫌いだったのに、美味しくなかったのに、美味しいって感じられる感動を味わえないではないですか。嫌いなものがあったから、好きになれたんだよ。感動を味わえたんだよ』

と話す。

『後は、クラスや学年で、一人一品目は嫌いなものを残してもいいと確認しておくといいかな。学年会議で話して、さらにそれを保護者会で保護者に伝えておく。こうすることで、アレルギーがあるんだけど、それを言いにくい子供を守れるね。本当は、アレルギーは公開してきちんと守らないとダメなんだけれども、言いにくい子供もいるでしょ。その時、全員が一人一つは残してもいいとしておけば、アレルギーの子供を守れるでしょ』



楽しく、美味しく食べる。そして、体を作る。
食べることは、大事。
食育としての給食は大事にしたいですねえ。


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