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#note が凄い背景・10のポイント。

■追記2(2018年5月31日08:55)しました。noteデザインされている沢登 達也さんの UI Crunchのスライド「noteの過去と、今と、これからのこと。」
■追記(2018年5月28日15:55)しました。 Yahoo!ニュース 最近のnoteのグロースについて深津さんインタビュー記事
こういうのがあると、法人向けにnoteを説明する時に便利だなと。あ。note社内にはあるのかもしれませんね。自分が知らないだけなので、コメントか、DMとかで教えてもらえると幸いです。

追記(2018年5月28日11:45)noteのディレクター水野さんからRT頂き、喜びと感謝の極みです。 ↓↓↓


1:CXOに深津さんを迎えて
2:サービスは荒野に旗を立てるがごとく
3:決して止まらないカイゼン体制を作りたい
4:ランキングの設計はどうあるべきか?
5:ランキング設計はどうあるべきか? その2
6:ランキング設計はどうあるべきか? その3
7:noteにおける情報商材について雑感
8:noteの2018年のデザイン戦略について
9:追記:スマート新書について
10:noteディレクター水野さんの入社して3ヶ月


自分が #note を本格的に使い始めて半年くらいになります。2016年の頃は情報商材の有料課金プラットフォームなのかな?と思ってました。ところが昨年末にCXOの深津さんが加入されてサービスは急激に日々進化したのです。

大ヒットiPhoneアプリの開発者を経て、UXデザイナーとして、さまざまな有名企業のウェブサービス・アプリを改善してきた深津さん。日経新聞アプリのコンセプトモデル提案や、現在までの監修など。GMOペパボminne他のUI/UXの顧問など。その他自動車会社、証券会社、通信キャリア、TV局などとも。CXO就任の経緯など詳しくは→https://cakes.mu/posts/17821



次第に、noteサービスの「思想」や「哲学」が理解できたし、それを日々実行していくのは凄いなと感じました。そして有料メルマガ・課金プラットフォームとは全然違う事がわかりました。


特に、ランキングに関しての考えは素晴らしい限りです(下記ご参照ください)Twitterフォロワー数が多いユーザーに振り回されないサービス仕様は従来に無かった考えだと思うし、その「考え方」に一筋の光明というか希望を感じました。そして書店員のおススメのように「コンテンツおすすめ」を日々繰り返す事も凄い。何故ならば日々アップされるコンテンツを「深く読まなければ」あのような紹介記事は無理であり、そんなプラットフォームは今まで見た事がなかったからです。



noteは、文章、写真、イラスト、音楽、映像などの作品を投稿して、クリエイターとユーザをつなぐことができる、まったく新しいタイプのウェブサービスです。 つくった作品(ノート)は、通常のブログやSNSなどと同様に無料で公開することもできますし、手軽に売り買いすることも可能です。


noteは「クリエイターとユーザをつなぐことができる、まったく新しいタイプのウェブサービスです」つまり、従来の思考様式では、本当のサービスの目的が理解できません。それは、本来の使い方をしていない事になります。乱暴な例えをあえてすると、、アーミーナイフを持ってキャンプに行ったのに「ナイフ」を使わず「缶開け」しか使ってないようなものだと思います。


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比較するのも変ですけど、図で見ると、従来の出版ビジネスの流れとは大きく異なる事がわかります。

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というわけで、noteがどのような考え方でサービスを進化させてきたのか、ご存じ無い方も多いので、まとめがあると便利かなと感じました。で。独断と偏見ですが、特に読むといいなと思ったnoteを下記に列記します。時間の無い方のために引用・抜粋も添えておきます。詳しく読みたい時は記載のURLをご参照ください。


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■CXOに深津さんを迎えてやりたいこと

事業のアイデアとかビジョンは、形にしなければたんなる概念です。それを具体的な形にして、社会に提示することではじめて意味が出てきます。

今回、深津さんにCXOとして、経営側から参画していただいたのは、そのためです。デザインとかUXは、経営に密接に関わっていることが必要なのです。

我々の事業の、社会へのインターフェースとしてUXを位置づけて、そこを手伝ってほしいというのが、深津さんへの依頼の意図です。そこをご理解いただき、一緒にやっていただくことになりました。https://note.mu/sadaaki/n/ne4530f4a9e73



■サービスは荒野に旗を立てるがごとく

自分は、一番最初に「荒野に旗を立てる絵」をイメージします。そういうメタファーを起点に考え始める。

1. 荒野がある
2. 荒野にシンボルとなる旗を立てる
3. 旗を目指して、人々が集まる
4. 荒野に道が切り開かれ、旅上で倒れる人々が減る
5. 宿泊施設や宿泊施設が建つ
6. 調停機関や自警団が生まれる
7. 都市国家が生まれる

最初にあるべきなのは、「この地が誰のための、どういう場所なのか?」を示すシンボルではないかと思うのです。そういう場所は、「約束の地」として、シンボルが輝き続けるかぎり人は集まってくれる。
一番最初に旗を建てることが、僕はとても重要だと考えています。https://note.mu/fladdict/n/ned53054ddc5b



■決して止まらないカイゼン体制を作りたい

●短期指標や局所最適化戦い、持続可能性を守りきる

サービスの持続性を脅かす最大の敵は、「今期の目標」と行った短期指標や、過剰なA/Bテストによる局所最適化だ。経営指標としての「今期の目標」は、ビジネスの成長性を担保するために確かに重要な数字ではあるが、本質的には「持続可能性」のためのサブ指標にすぎない。

大事なのはサービスの「持続可能性」である。目先の短期目標を数字の額面、だけ達成するために「持続可能性」や「長期的発展」が脅かされることがあってはならないと考える。

ところが多くの企業は、その制度的な問題上、「今期の目標をあげる」という呪いに絡め取られている。結果、見せかけだけの数値を達成するために、歪んだ施策が実行されることになる。https://note.mu/fladdict/n/n437f23e96d67




■ランキングの設計はどうあるべきか?

●PVランキングは収奪的な設計である
「収奪的」とは、勝者が全てを独占してしまうことを意味する。
PVランキングは少数のコンテンツにPV、フォロワー、売り上げなどを集中させてしまう性質がある。

●収奪的なシステムが何をもたらすか?
収奪的なシステムは、サービス全体の更新性を著しく阻害する。
ランキング等の収奪的なシステムは、目先のPVと引き換えにnoteのカルチャーやシステムの根幹を揺るがす可能性がある。

●公平で分散的なランキング構造はどのようなものか?
注意すべきなのは、その格差を極端化したり固定化する方向のシステム設計をしてはならない点である。             https://note.mu/fladdict/n/ne974b48fa46d




■ランキング設計はどうあるべきか? その2

●「ランキング」以外の名称を用いる
ランキングという名前は、「noteとして競争原理を推奨する」という強いメッセージを発する。noteの全てのユーザーが、競争原理で動いているわけではないので、これは望ましくない。「ランキング」という名称やスタンスをやめることで、いくつかの公平性のための施策を行う余地が生まれる。

【整合性の設計がデザインのコアパート】
●時間による重力的な減衰モデルを用いる
●読了率を加味する
●順位をシャッフルする
●上位500位からランダムに100件を抽出する
●ランダム抽出時に、スコアに応じた重さを与える
●小選挙区制を導入する
●比例代表制を導入する
●2つ以上のスコアをブレンドする
●ランキングに複数のユーザークラスタをブレンドする
●人力のキュレーションをブレンドする
●PVなどスコアに、コンテクストに応じた重み付けを行う
●ペイジランクを導入する
●友達の読了率、スキ率からランキングを生成する
●読者のリアクション率を加味する https://note.mu/fladdict/n/nc9277bd5a3c4



■ランキング設計はどうあるべきか? その3

設計イメージとしては、まずランキングの各処理を同じインターフェースのクラスで記述する。次に、シェーダーのレンダリング・パイプラインのように、このクラス群を接続しランキングを計算する。

このように設計すれば、クラスの組み合わせや順番を変えるだけで、あらゆるランキングのアルゴリズムが記述できるはずである。

●ライブラリのインターフェースを設計する
●ライブラリのベースクラスを設計する
●はてな互換のランキングを設計する
●ランダムピッカーを作る
●ランキングのブレンドを実装する
●チューニング         https://note.mu/fladdict/n/n0695a2cc15c9



■noteにおける情報商材について雑感

【noteにおける情報商材について雑感】
大きくはnoteチームの考えと捉えてもらって大丈夫ですが、一字一句完璧にそのような運用されてる保証はできません。noteのコンテンツ確認チームは僕とは独立してるので、細かい解釈が違うこともあり得ます。あくまで大まかな指針と考えてください。

●禁止事項に当たる「情報商材」とは何をさすのか?
ざっくり言うと、「消費者庁にGO」や「警察にGO」クラスの記事販売はNGという意味です。そうでない場合はケースバイケース…というのが実情です。つまり「情報商材詐欺」はNGということですね。「1日30分であなたも絶対に月収100万円」みたいなやつです。

もともとは、当時横行していた「マルチまがいの情報商材」への対策で存在していた文言のようです。内容よりも「売り方」への対処ですね。

一方で、「ノウハウの販売」そのものは、なかなか判断が難しいグレーゾーンです。「1日30分であなたも絶対に月収100万円」は高確率でアウトな一方で、「生産性の上がるフォトショップテク」はどうなのか?「実際に上場した人の起業論」は実現不可能な商法に分類できるのか?…といったものですね。これはもう個別に判断するしかありません。

このバランスはとても難しいものです。noteの理念としては、「投稿物の多様性」も担保しなければいけませんが、同時に緩くしすぎると「健全性」が守れなくなりそうです。内容確認では、このバランスが常にせめぎあっています。

ですので内容確認の雰囲気としては、「NGのものは消去」しつつ「グレーのものは非推奨扱い」という二段階構成をとっています。


★愛に溢れた、マニアックな記事を書きましょう。
【noteで書くのをオススメする有料記事】
私見ですが、noteで真っ当に有料記事を書く場合、以下の3種類がオススメです。

●ニッチ業界の神記事モデル
マニアックすぎて情報が少ない趣味、職業系が必要とする「超役に立つ情報」「面倒なことをまとめてくれた資料」。あなたが超ニッチ業界で信用と実績があり、集客できることが重要です。

●同好会モデル
ユーザー同士をつなげる媒介となるメディアです。同好の士を束ね、彼らのインフラ的な作業を受け持つ必要があります。

●応援モデル
一番オススメなのは、「あなたの活動や、生き様を応援してくれる人」や「あなたのことが大好きな人」がパトロンとして購読してくれる記事。あなたのことを好きな人が一定数いることが大事です。 https://note.mu/fladdict/n/nf94f80fdad34




■noteの2018年のデザイン戦略について

■2018年、今年どんなことをやろうと考えているか、ユーザーの皆さんと情報共有したいと思います。

●去年の活動のご報告
DAUが増加トレンドになりました
あわせて12月は、DAUで最大記録となりました。
※DAU:デイリーアクセスユーザー
(毎日どれくらいの人が見に来るか)

継続率が1.75倍になりました

投稿数が1.5倍になりました

最大流通額を達成しました

Twitterトレンドに1日、2記事がピックアップされました

はてブホットエントリ掲載率がアップしました


●2018年の基本方針
1:「コンテンツパワー」とは、その名の通りコンテンツの量と品質。
2:「発見性」は作品が世に届くこと。
3:「継続性」は読み続けてもらえることと、書き続けてもらえること。

https://note.mu/fladdict/n/nd335e638dbaa




追記:スマート新書について





■noteディレクター水野さんの入社して3ヶ月

ミッション【「だれもが創作をはじめ、続けられる世界にする】

●TBS NEWS「マンガで報道局」コンテスト
今後もnoteではさまざまなコンテストやキャンペーンを実施してまいりますので、乞うご期待です。

●スタートアップ向けnoteパッケージ
賛同いただいたVCさんと連携して、スタートアップ企業のオウンドメディア利用を促すためのパッケージを提供するプランの運用をしています。

●クリエイターのサポート
しいたけ占いのしいたけ.さんが、継続課金マガジンを開始

●マンガ作品の売上を最大化するコンサルティング
noteでは、マンガをつくっている出版社や個人のクリエイターを対象に、コンサルティングの受付をおこなっています。
海賊版サイトによる被害は、「クリエイターファースト」を掲げる当社にとって、看過し難いものであり、作品が生み出す利益をクリエイターへ適切に還元するサポートを推し進めていきたいと考えております。

●出版社とのパートナーシップ提携
出版社がnoteユーザーに求めるクリエイター像
ダイヤモンド社篇・マガジンハウス篇

●クリエイターミートアップ
noteがよく使う「クリエイター」という言葉は、プロアマを問わないですし、法人やチームもふくみます。あらゆるnoteクリエイターと接点を持てる機会をふやしていきたいとおもいます。

●cakes note fes 2018(イベント)
「だれもが創作をはじめ、続けられる」ことをテーマとし、さまざまな分野で活躍するクリエイターにお話をしてもらいます。
来月→6月29日~30日開催!!
http://fes.note.mu/ 


https://note.mu/mikkemac/n/n49177248cec7




TOPバナー写真は、非公式noteクリエイター・オフ会に参加させて頂いた時のもの。noteクリエイター同志のコミュニティです。下記もご参照ください。



note公式のクリエイターミートアップも参加しました。こちらをご参照ください。



■追記(2018年5月28日15:55)Yahoo!ニュース 最近のnoteのグロースについて深津さんインタビュー記事

ピースオブケイクはもともと、2012年から作家やエッセイストのコンテンツを掲載するプラットフォーム「cakes」の運営を行ってきた会社で、どちらかというと出版業界に近いルーツを持っています。

そのためnoteには、作家をプロデュースする、作家にとって使いやすいツールを提供するという意識が、当初から根付いていたように感じられます。

noteでは、「クリエイターファースト」、「ユーザーと対話をする」、「多様性を大事にする」、「素早く試す」、「大きな視点で考える」の5つのコンセプトを大切にしています。

書き手がいっそう書きたくなること自体が、「読む楽しさ」につながる。これはnoteの大きな特徴だと思います。

商業出版物をさらに売るためにnoteが一役

すでに感度の高い作家さんや出版社は、noteに関心を持ち始めている手応えを得ています。

とにかく本が売れないと嘆く出版関係者が多い昨今、インターネットは競合相手ではなく頼もしい味方になり得るわけですね。

「誰もが創作を始められ、続けられるようにする」世界をつくるために、私たちはサービスをどんどん改良していきます。



■追記2(2018年5月31日08:55)しました。noteデザインされている沢登 達也さんの UI Crunchのスライド「noteの過去と、今と、これからのこと」



■ここまで書いてみると、自分のnote愛もキモいのだが、懲りずに次回はnoteをどう使えば「自社に活かせる」のか?など、自分の考える緩めの「ビジネス活用」篇もあると便利なのかなと。

ではまた


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