□キッザニアに税理士のパビリオンが登場するには？

前回、キッザニア内の税理士のパビリオンを登場させるために、「申告納税制度」の税金広報を職業体験すれば良いのでは？と提案した。

ただし、実際の税理士の職業体験をしているか？と言われると少し違う気がする。
そこで、確定申告書の作成方法を考えてみたい。
実は、キッザニアのアプリを使えば、比較的簡単に確定申告が学べる。
「キッザニアで働く子供達を、全てキッザニアの社員である」
とすれば良いのである。

□アプリから源泉徴収票が作ることができる。

キッザニアのアプリ内では、子供達の職業体験の記録が残っている。
1年間を通じて、どれだけ報酬を受取ったのか？も分かる。
ということは、1年間の給料合計金額を記載した源泉徴収票の作成も可能である。
この源泉徴収票を使ってキッザニア内で確定申告すると、還付が受け取れる。税理士は、その手伝いをする、というシステムにすれば良いのだ。

□予想される未来。

すると、確定申告時期のキッザニアの子供達の流れは、大きく変わるだろう。

「2023年1月」　キッザニアから（2022年分の）源泉徴収票が届く。
この書類から、給料から源泉税が差し引かれていることも分かる。
そして、確定申告時期に、
・税理士のパビリオンの開催すること
・確定申告書を作成すると、源泉税が還付されること
を伝えるのだ。

「2023年2月」　確定申告時期
税理士の期間限定パビリオンが開催される。
源泉徴収票を持った子供達が、税理士のパビリオンに行く。
研修を受けた税理士役の子供達が、別の子供達の確定申告書を作成を手伝うのだ。
申告書の作成は、報酬金額と源泉税をタッチパネルで入力するだけで良い。
これは、実際の中途退職者の作成方法と同じである。
還付金を受取ることが出来て、堂々と買い物することが出来るのだ。

□税理士の職業体験で伝えたいこと

私は、この方法で「申告納税制度」の大切さを伝えたい。
自分の申告は自分で行う、という実際の制度をキッザニア内で体験したい。
それが「税理士」の職業体験を通じてできるのだ。
確定申告時期に、リピーターが集まる楽しいイベントになるに違いない。
“Get Ready for a Better World”の理念にも通じているはず。
キッザニアの皆様、税理士のパビリオンの採用、いかがでしょうか？

□期間限定パビリオン概要（案）

開催日：2023年2月16日～3月15日（確定申告時期に合わせる）
パビリオン名：税理士事務所
職業名：税理士（確定申告書作成）
定員：確定申告書作成　6名／1回
所要時間：約30分
所要時間：8キッゾ（源泉税2キッゾ差引後）
成果物：電卓
体験内容：
【確定申告書作成】申告納税制度や申告書作成方法を学ぶ。
確定申告書の作成をお手伝いする。
作成方法は、給料金額と源泉税をタッチパネルで入力。