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【イタリア】スーパーで見たニッポン🇯🇵

ここ数年、行きつけのスーパーが変わりました。

家と職場の間にあり、駐車場が広く地下に停めることから、
風雨にさらされることなく行き来できます。

私にとっては巨大すぎるのですが、品揃えは豊富。
これまでに出会ったことのないニッポンの品もも見かけました。
では気になったものを紹介していきましょう。

醤油コーナー

なんといってもキッコーマン!

イタリア人にとっても発音しやすい名前ですが、
認知されているかどうかは知りません。
しかし醤油と言えば、このボトルだと思うのは間違いないでしょう。

普通の醤油減塩以外に、たまり醤油が並ぶのも当たり前になりました。


この5年の間で、キッコーマン一択だったニッポンの醤油が変化しています。
もっと手頃で見たことのない外国メーカーも増え、
キッコーマンと並ぶまで成長しました。

そして、日本のメーカーも海外進出の勢いが止まりません。

ヤマサ」も有名どころの一つ。

こちらはパッケージが現代的でいいですね。
日本人にとっても馴染みやすく、外国人からも
ニッポンを感じ取れるデザインだと思います。

と言いつつも、香川県で生まれ育った私にとって、
千葉県のヤマサはあまり縁のない醤油です。


TERIYAKI

10年前にヨーロッパを旅した際、オランダで初めて
Teriyaki というものが既に市民権を得ていると感じました。

その頃、イタリアではまだ知る人ぞ知るものでした。

それがどうでしょう。一種類どころか、選べるほどに増えました。

ここで注目してほしいのが、メーカーです。

盛田」という名前も、私にとって馴染みのないものですが、

小豆島出身の先輩から、現状が伝えられました。
「小豆島のマルキン忠勇は、名古屋の企業に買収された」とのこと。

しかし、小豆島で製造され、名前も受け継がれているのは、
ありがたいことです。


先日、フィレンツェの友人から、
別のスーパーが出しているプライベートブランドの醤油にも、
「Shodo-shima」の記載があるとメッセージが届きました。
やはり、盛田によるものだったんです。


このテリヤキは、盛田本家のもの。
イタリアでは見当たらない日本独特のボトルは、
使いやすさを重視していることが伺えます。
味だけでなくこの良さにも気づいてほしいところです。

醤油について語り出すと止まりません。
ここで止めておきます。


飲み物コーナー

スーパーで初めて見ました!
ついに、お茶のペットボトル

緑茶と言えば伊藤園の「おーいお茶」。
手の届くところまで来ました。長かった。

このボトル自体も、イタリアのものと違います。
日本ではお馴染みの、白いキャップの押してもつぶれにくい素材。

イタリアのものは全て一瞬で潰せるほど柔らかいんです。
環境に配慮しているんだと思いますが、こぼしてしまうこともしばしば。


値札に注目

スーパーの罠に引っかかるところでした。

中央の €1,49 に安い!日本と同じ値段?と喜んだのも束の間。
そんなはずはないと凝視。

KOMBUCHA」に騙されるところでした。

右端の
ITO EN GREEN TEA MATCHA
€2,49

とは言いつつも、劇的に高いわけではありません。
今の円に換算すると 400円相当!
円安で手軽に買うことができそうです。

味は…今度、確かめてみます。


オーガニックスーパー

諸外国で、日本食は「健康的」だと思われています。

油を使わない料理や、魚をよく食べること、
お米が主食であることも、痩せている秘訣だと見られています。

そんな日本の料理は、食材面でも注目度が高いです。

乾物コーナー

日本人が健康的で艶やかな印象を与える一つの要因として、

海藻を食べることがあります。

ですが、イタリアでは「黒い食材」に抵抗がある人は一定数います。


イカ墨のリゾットやパスタを食べる人たちなのに不思議ですが、
海苔の黒光りした太巻きや細巻きは、不気味な印象を与えるようで、
裏巻きの方が人気があります。

昆布も、黒くまだ謎めいた食材ですが、
料理界では好奇心旺盛なシェフたちに使われています。

昆布は、日本の出汁に欠かせないものや、
ミネラルを含んでいること、また「旨味成分」があることも
知られてきていますが、一般家庭への普及にはまだ時間がかかりそうです。

ひじき

以前は、日本から持ってくる食材の一つでしたが、
ひじきは簡単に手に入れることが可能になりました。

ですが、この小さな袋で値段が €11,40 (1800円相当)です。
今度は値段が高すぎて手が届きません。


昆布に比べて、食べ方が分かりやすいですが、
本当に日本食として味わっているのかは謎です。


インスタで「ひじき・料理」とイタリア語で検索してみると、
ほとんどが日本人の投稿でしたが、ローマのあるシェフが
既に料理に使っていました。

メインではなく、アクセントとして存在しています。
おそらく味はそこまで感じないでしょうが、
スープに混じる黒い食材に興味を抱くことでしょう。


生しいたけ

以前は、中国産の乾燥したものしか見たことがありませんでした。

幸いにもあまり好きではないので買いませんでしたが、
生のしいたけを見つけて、食べてみたいと思えました。

小さくて軸が細いですが、注目したいのが産地です。

ヴェネト州というイタリア北部で作られています。

日本でポルチーニ茸があるのと同じように、
しいたけもイタリアで育つんですね。
さすがに松茸はまだ見たことはありません。


これらの高い食材は、自分用に買うにはもったいないと感じますが、
お友だちや日本に興味がある人を交えての食事会や、
勤めているレストランで料理の提案など、
いつか使いたいなと考えています。

手に入れた時には追記します。

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