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【イタリア写真】マジで風邪ひく半日前 ヴァカンス紀行④

2日目の午後

お昼を軽く食べ、ジェラートもコーヒーも飲んで満たされました。

脇見もふらず一目散に向かったのは…

やっぱりアグリツーリズモ (宿泊施設) です。

ゲートから入り口までの間に、彼らが手掛けている、
ワインのぶどう畑やオリーブ畑が連なります。


しばらく走ると到着。

ご覧の通りここは、道の突き当たり。
利用者や関係者しか入ってきません。

とういうことは、

車の行き交う音がしない!



本当に静かなんです。


普段、大通りに面した場所に住んでいるため、
交通の面では便利なんですが、
窓を開けると騒音が停めどなく聞こえます。

これが当たり前だと思っていましたが、
異常なんだなと改めて感じました。


それが、ここはパラダイス

鳥の鳴き声、風で木々が揺れる音しかありません。
普段見かけることのない渡り鳥が飛んでいると、
詳しい夫はすぐに気づきます。

あっ、そうそう。
訪ねてみたいと思った町は、写真奥に見える山の頂上にある集落です。
鐘楼が見え、何だか見てみたくなりますよね。
まぁ、また今度ですよ。
今回が最後ではないですから。

夕飯の準備ができたレストランを横目に、
再びプールへ向かいます。


夕方の陽射しは落ち着き、眠気も増してきます。

軽く仮眠を取って起きると、夫が
「アペリティーヴォしよう」と提案。

プールサイドにある小屋で飲食を販売していて、
そこで軽く空腹を落ち着かせることにしました。


夫はカクテルを、私はトニックウォーターで乾杯です。

おつまみは、日本のおかきのようなお米を揚げたものやピーナッツです。

これが小腹を満たすにはちょうどいい量。

炭酸が染み渡る〜


ご覧の通り、太陽は木の影に隠れようとしています。
こうなると、アレが飛び交うんです。


イタリア語で

Zanzara
ザンザーラ


蚊です。

段々と数が増えてきます。
なぜか夫に近づいてくる…

水着のままなので、足にお腹にと刺されています。
先日同僚が、蚊に刺された私にオイルを塗ると
痒みが止まると教えてくれました。

夫は、目の前にある揚げたスナックを患部に擦ると…
あら不思議、止まりました。

食べ終え、再びプールで一泳ぎ。
最後のプール時間を満喫しました。

お色直しをして、いよいよここでの最後の晩餐です。


今夜はテラスでの食事だそうです。

同じ施設内だけれども、場所が変わるとまた違う雰囲気が味わえます。

選んだのは、
スフォルマートという、カップで調理したもの。
これは、アーティチョークやニンジンなどの野菜に、
クリームソースやアーモンドがかけてあります。

私は揚げ物が食べたい気分。
子羊のカツを選びました。

夫は、お肉とポルチーニ茸。
見た目は少し不気味ですが、
トロッとしたキノコは最高です。

最後にまたティラミスを食べ
幸せに満たされました。

この後、なんとかスマホで月を撮影することができました。
動画モードにする必要があったとか。

夫に、子どもの頃から月の絵柄はなんだと思って見てきた?と質問すると、
「目と鼻と口だよ」と。

うさぎが餅つきするなんて想像はひとつもないんです。

そう思って見てください…


笑っているような…気がします。


翌朝、素晴らしい朝になりました。
たっぷり朝食を摂り、
出勤しないといけない夫のために8:30の出発です。

ありがとう!また来ます。と挨拶。


8月が始まったばかりだというのに肌寒い朝。
40分かけてあっという間の帰宅です。

2日ぶりの家。ここから日常です。

着いて早々出勤した夫。
なんだか身体が痛いと感じる私…

プールで泳いだから全身筋肉痛なんだ。
と思いながら過ごしていたら、だんだん重くなってきました。
喉が痛くて唾を飲み込めない。
なんだか息が熱い… 計ってみると

完全に風邪

原因は冷えでしょうね。
プールで濡れた髪を乾かさなかったから…
はい。それしかありません。

昼を過ぎたあたりからだんだん上がっていく熱。
薬も効いていない。ここまでくればもう抗えない。

チーフに連絡。
「えっ」という反応でしたが「仕方ない」と。
私も行きたい気持ちは山々ですが、こればっかりは
どうしようもない。「明日は行きます」なんて、
根拠のない回復を約束し、一日中寝続けました。
幸いにも、私はいつも食欲だけはあるので、
解熱剤や鎮痛剤を飲み続けました。
夜には39度まで上がりました。大人になって
初めてのことかもしれません。

翌朝には熱は下がり、夕方に出勤。
まだ朦朧とする中、仕事をしましたが、
今から考えるとまだ治っていなかったな。

あれから1週間、ようやく副作用の口内炎からも解放され
通常に戻りました。健康第一。

さぁ、今日も頑張ってきます‼︎

バスの車窓から

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