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「何で創られているか。」


映画・「フード・インク」を観た。

広大な農場・散布される薬品・遺伝子組み換え・大量生産低コスト等のリスクを追い、アメリカ食品産業の裏側を映したドキュメンタリー映画。

こういう映画は一種のプロパガンダとして捉えられることがあるけど、それでも社会がどうなっているか?は知識として入れておいていいだろう。



久しぶりにドキュメンタリー映画を観たんだけど、

自分が今生きている世界・観ている世界

実際に現実で起きていること

ギャップをリアルに感じることができる
から良いなと思った。

そのギャップがあまりにもあり俺みたいな凡人、日本のような超豊かな国に住んでいる人は基本的に何も知らないんだなと痛感する。

何も知らないというか、何も知らされていないと言った方が良いな。


この映画は食品産業の問題点が幾つも取り上げられているけど、

俺が一番危ないなと思ったことは、
多くの人は自分たちが何を食べているのか?を知らないということ。

それに、食を牛耳っている権力者は何を食べさせているのか?を教えようとしないということ。

これって本当に怖くない?

人間は食べたもので作られているのに、何を食べているのかを知らないんだよ。

よくわからないものを食べ続けたら、よくわからない人間になるでしょ。

さらに、よくわからないものの中には身体に悪いものが入っているかもしれないんだ。


食に関する知る権利について裁判しているシーンがあって食品表示を義務化することの訴えに対して反対意見で、

「消費者に無用な恐怖を抱かせるから表示することが良いとは思わない。」と言っていたけど、もうこれなんて人間に害があるものが入っていると認めたようなものでしょ。笑

安心安全なら消費者は別に恐怖は抱かないよね。

安心安全なら堂々と表示すればいいだけ。

ファストフード業界はカロリー表示に反対している。
トランス脂肪酸をはじめとした身体に悪い素材を隠したいからだ。

今やスーパーの加工食品の7割組み換え素材が入っているのに、
遺伝子組み換え表示を隠そうとする。

食について知る権利があるはずなのに、教えようとしていないんだ。

それがアメリカ食品産業の現状。

アメリカの食品産業のことではあるけど、
そんな食材が日本にも普通に出回っているから他人事ではない。



俺は普段、食品を買う時に原材料なんて全く気にしない・観ていないけど結構ダメなことで反省した。笑

何がダメって自分は何を取り入れているのか?を全く気にしていない思考だったんだよね。

俺はよくインプットやインプットのための環境の大切さを書いているけど、食に関してはその思考が超甘かった。

で、食に関して何を取り入れているのか?の思考が甘いってことは結局インターネット上でのインプットの仕方や環境作りもまだまだ甘かったということ。


「そもそも何も教えない」が権力者のやり方としてあるんだから、個人個人が知ろうとしなきゃいけない。

食べているもの・観ているもの・読んでいるもの。

普段、自分は何を取り入れているのか?をハッキリ知ろう。

それが自分を創っているものだ。


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