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だれかにうたってほしい詩

「とびきりのエンディングまでに、ぼくがやらなければいけない無数のこと」

世界から逃げたくて扉を閉じても、そこはまた別の世界で。

だから逃げて。走って。曲がって。止まって。一体どこまでがエンディング?

もしくは始まってすらいない? 答えを聞きたくてもどういう問いかすら

思い浮かばないです。そんなぼくでも、いくつかの正解は知っている。

午後3時の図書館の静寂。放課後のブラスバンド部が奏でる未完成さ。

夕焼けが沈む直前。をバックにした君の美しさ。

あきらめることをあきらめたとき、溜めてた宿題がのしかかる。

逃げつづけたその脚力で、いつか空を飛べるといい。


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