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The River Face

日本のそして世界の女子ラフティング界を牽引してきた The River Faceが解散を発表した。同じ時期に共に練習し世界と戦ってきたこのチームの解散は正直寂しい気持ちだが、彼女たちが生活の全てをラフティングに情熱をかけてきたところを知っているので、お疲れ様でしたと声をかけたい。

The River Faceの前身のチームRiver Angelと初めて出場したエクアドルでの世界選手権が2005年。この時から合同合宿などを行なってきたし、残念ながら彼女たちは出場できなかった韓国大会の時もメンバー数人が応援に来てくれて僕らを後押ししてくれたことを今でも覚えている。世界選手権ではいつも川の情報を共有したりしてTeam Japanとして一緒に戦ってきた。

彼女たちは、各自仕事を持っていて早朝毎日仕事前に練習していた。何度か一緒に早朝練習にも参加させてもらったが、これを毎日やっているのかと思うとすごいの一言だし、彼女たちが本気で取り組んでいる姿にいつも鼓舞されていた。

2010年のオランダでの世界選手権で僕らが初優勝した時は、彼女たちも優勝し男女アベック優勝と言う快挙を成し遂げることが出来た。あの時は、最終種目ダウンリバーが始まる前、総合優勝はかなり厳しい状況だったが、自分たちのパフォーマンスにフォーカスして総合優勝を勝ち取った。

2017年地元開催の日本大会でも、最後の最後、強豪New Zealandとのデットリートを制して総合優勝した。大会が盛り上がったのは地元の彼女たちの活躍があったおかげだ。この大会ではユースチームのコーチを現役の阿部ちゃんとOGの碧ちゃんが引き受けてくれて、地元の若い力を引き出してくれた。このユースチームの結成はオーガナイザーとしてどうしてもやりたかったことなので、本当に感謝している。

結成から17年、一つの時代が終わるが彼女たちが残した功績は計り知れないものだし、メンバーそれぞれの今後の人生に幸多かれと祈るばかりだ。

2010年オランダ大会男女アベック優勝
2011年コスタリカ:Team Japan
2013年ニュージーランド
NZ:スラローム
NZ: セレモニー
2014年Minakami Extreme
2014年ブラジル

2016年プレ大会後のローカルTVの収録
2016年UAE:不動の右前浅井さん
空漕ぎも楽しそう
2017年1月 朝練後、差し入れを争う図


三好市役所前
2017年世界選手権ポスター
ダンスもいける
ユースチームと阿部ちゃん
世界一
2019年オーストラリア
ケアンズまで乗っけてくれた後の一枚

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