親父の願い

剣道部の息子は中学から竹刀を握り、今は団体戦で大将を任されているらしい。映像でしか見られていないが、始めた頃とは別人の様になり剣士っぽくなってきている。

そんな彼は週末団体戦と個人戦の試合があったのだが、試合前電話では
最近調子が上がらない
と言っていた。

僕は体育でしか剣道をやったことがないので、技術的なことは何も言えないが、試合に臨む心構えだけは伝えてみた。

誰でも好不調の波はある。でも強い人、一流の人は不調を自分で抜ける方法を知っていたり、何か工夫するものだ。だから、何か自分で考えてやってごらん。

本人が当日何か試したのかはまだ確認していないが、剣道の試合に限らず、何か壁にぶち当たった時にそれを克服する為にchallengeし、何かaction出来る人間になってくれたら嬉しい。

ちなみに団体戦では次の大会に進み、個人戦ではあと一本取っていれば次の試合に進めたところまでいった様だ。彼の代は市内に全国3位がいたり、レベルが全体的に高い様だ。そんな中ベスト8まで勝ち上がれたのはなかなか良かった様で、本調子ではなかったけど
今日できることは出し尽くした
という彼の言葉は力強く、頼もしかった。
妻の話だと、息子は他校の友達が多いらしい。力をつけてきたので他校の生徒から声をかけられることが増えたとのこと。元々、コミュニケーション能力は高い様で学校の枠を超えて友達を作るタイプだが、周りに少しずつ認められているのは嬉しい。
試合を見ても背筋が伸びで、なかなか構えが良い。身体は小さいけどバネのある動きは見ていて面白いので、ぜひ生で見たいと思う。なんとか休暇を調整しなくちゃいけないな。

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