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オタクにぴったり。中国の「カルチャー専用SNS」 豆瓣(Douban)

日本のドラマ「半沢直樹」が、中国のあるSNSで☆9.4(最高スコアは10)という高い点をとったことがニュースになっていました。中国のエンタメ業界ではこの点数が重要視されることが多いそうです。
そのSNSというのが「豆瓣(Douban)」というサービスです。

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中国で最も権威のあるソーシャル・カルチャー・サイトとして知られています。映画や書籍などの鑑賞記録やレビューを書き込んだり、掲示板や人と繋がれる機能もあるため、単なるログサイトでなく、SNSともいえるサービスです。

ユーザー数は、1億6000万人以上。ユーザー数においては、中国のSNSでは少ない方ですが、アートやカルチャー、ライフスタイルに対して共通の関心を持つ人々の「熱」が集まることで有名です。
そのため、ニッチなユーザーをターゲットとするブランド(音楽・映画など)にとっては顧客を探し出すのにもってこいの場所とも言われているそうで、マーケティングの場として企業からの評価も高いとか。

各口コミサイトが合体した感じ?

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Doubanのサイトには、興味のある各分野に分類されたグループがあり、ファッションやエンタメ、写真、テクノロジー、ライフスタイルなどの各グループが存在する。メインは以下の3つ。

・書籍セクション
書籍についてのレビューや議論を行う場で、中国版Amazonから該当書籍を直接購入できる。Doubanの収入源の一つ。
・映画セクション
imdb.com(中国で定期的にブロックされる)とよく似ており、映画レビューや最新ゴシップの主たる投稿欄。ユーザーはここでチケット予約や、近くの映画館の座席予約もできる。
・音楽セクション
恐らく最も人気のセクション。若いミュージシャンが楽曲の投稿や宣伝を行うためのプラットフォーム。昨今のMySpaceと似たようなものだ。
https://lxr.co.jp/blog/8699/

映画情報データベース、書評、掲示板、ブログ、音楽・動画共有など、様々な機能を持つ総合SNSサイトとなっています。

様々なカルチャーが網羅されてるから、好きなジャンルを開拓できたり、「コスメはlips、映画はFilmarks…」みたいにいちいちアプリを切り替えなくていいし、自分の好きなモノの情報が一つの場に集約されるのはいいですね。

同城(都市/City)セクションがあり、その街の近辺で行われる様々なイベントが紹介されている。音楽フェスや展示会、映画上映、劇場公演などの情報がある。ゲームや共同購入、デート、その他、地元のアクティビティに一緒に参加する人を募集しているセクションもある
https://lxr.co.jp/blog/8699/

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上記のような趣味友達と繋がれるマッチングのような機能もあります。

自分の「好き」を可視化できる!

記録した映画やドラマ、本などを勝手にまとめてくれる機能も人気。

“2019年映画祭”というタグをつけると、2019年に映画祭で見た作品はまとめることができます。
毎月ユーザー宛に月間レポートが送られてきます。映画&ドラマの鑑賞本数はもちろん、前月との比較、1カ月間に見た作品の特徴もまとめてくれているんです。そして、年末には“あなたの年間総括”なんてものも作成してくれます。ここには年間の鑑賞記録以外にも、世間との比較分析(例:「Douban」でのスコアは高いが、あなたの評価は低い)、鑑賞作品のなかで最も古い年代に製作された作品、最も作品を鑑賞した監督&俳優の名前などが記載されています。
https://eiga.com/news/20200621/7/

似たようなところでいうと、Facebookの年間投稿レポートとか勝手にやってくれますよね。あんな感じなのでしょうか。

まだまだ日本には情報が少ないので、実際にサービスに触れつつリサーチ続行していこうと思います。

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