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天地始粛(てんちはじめてさむし)

❝身を引き締めて耳を澄ませば天地を感じられる❞


季節を表す七十二候では、
現在「てんちはじめてさむし」であります。

これを声だけで聞くと、
「寒っ」と思うことがあり始める時期
という風に感じます。

朝晩は確かにちょっと涼しくはなってきているものの、
流石にまだこの地方では寒く感じることはないです。

でね、よ~く漢字を見てみると、
「さむし」は「寒」ではないんですよね。
「粛」です。

これには「引き締める」「慎む」「厳しい」「物音を立てない」
などの意味があります。

夏の厳しい暑さがそろそろ収まり、
心地いい秋が遠慮がちに顔をのぞかせるころ、
ちょっと気が緩んで心身の健康バランスが崩れる。
高温多湿で呼吸がしにくくヘトヘト感がありありだったのが
さわやかな空気のもとで活動的になり、
羽目をはずしがちになる。
そんな時期でしょうか。

夏バテにやられるのはこのころからですよね。

こんな時期に「天地初粛」ですよ。

だからこそ身を引き締めていなさいよ。
心静かに天地の息づかいを感じてみなさいよ。
○○の秋、だからとやりすぎちゃいけないよ。
   (はい、食べすぎましぇ~ん💦)
とお知らせしてくれているんじゃないでしょうか。

季節の変わり目には
身体も次の季節に向けて変化します。
それを知らずに、同じように暮らしていると、
心身が悲鳴を上げることもあるんですよね。

天地(自然)の声に耳を傾け、
自分の息づかいも感じながら、
ちょっと身を引き締めて、
しっかりした足取りで次の季節に進んでいきたいな。

ようやく暑さがおさまり始める頃
夏の気が落ち着き、万物が改まる時季
というのが、本当の意味ですが、
私が勝手に解釈した「天地初粛」の意味を脳裏に刻み過ごします。

七十二候さん勝手に解釈しちゃってごめんね~🙏


❝身を引き締めて耳を澄ませば天地を感じられる❞


今日は火曜日。無茶しない一日でありますように💖







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