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死に至る病、そして。

アイドルへの愛も終焉を迎え始めていた。

まあ最近何気ないことで脳内がキルケゴールになってしまい、自分が自分である事実を受け入れられず、しばらく自分の体が透けて行くような感覚が抜けなかった。延々とsyrup16gを聴いて、虚無ですらなく、無のままで、透明の身体でバスに揺られたりしていた。

それから涼宮ハルヒの憂鬱にどっぷり浸かり始めたので、もう二次元というある意味シェルターにも見えた次元に飛び込んでいるのが今です。

とりあえず存在を何もかも二次元に変えたいので肉体改造中だが、元気がないので休みつつである。

まあこれは前から思っていることだけど、人の形をした人で無いものにずっと憧れているので、綾波レイやら長門有希は自分を美化して理想的な存在のさせ方に変えたものだと認識してる。

蓄積したエラーによって処分が検討されるような、そんなちっぽけな存在ならある意味楽。誰かに似せて造られて、肉体が破壊されても、二体目として生存し続けられるような倫理に反した存在でも同様。

まあストーリーの中では彼女たちに感情が生まれてエモ散らかしてたりする流れになってますが。アイデンティティなるものが必要だとか受け入れられる受け入れられないとかどうでもいいと思えないのが人間でそれで苦しいんじゃないか。

最初から役目を与えられ、そのためだけに何千年もの時を過ごし、淡々と生まれたり死んだりすることに苦しみなんてないだろう。

どうせ誰でも、誰かの代わりとして利用されることもあるし、上位互換が出回って無駄に傷ついたりしているし、傷つくための命なんか、と思うほどこの世の日常は拷問だらけだ。

たぶん私はまだ一体目だと思うけど、私の予備の入れ物はどこにも用意されてないわけで、つまり私は他の誰にも真似できないわけであって、それが素晴らしいと言う考えもあるだろうけど、そうであることが何より辛いことだと私は思う。


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