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推し活ブームの功罪


みなさん、推し活してますか?

昔からアイドル文化が根強い日本ですが、コロナ禍、当たり前のようにサブスクやMVを無料公開、推し活応援グッズの普及によりさらに推し活ブームがきていますよね

10年以上いわゆるオタクというものをやってきた私(日本の男女アイドル、K-POPアイドル、一時期アニメ)が、昨今の推し活ブームについて書こうと思います

①推しは明日を生きる活力なる

自分の生活軸以外のところに、楽しみができることは推し活ならではの楽しみですよね
例えば、明日は推しがTVに出る、来月はライブに行ける、今日はブログを更新してくれた!などなど
一瞬で非日常に連れて行ってくれるような存在がいわゆる推しなのだと思います
「それまでがんばる」が、現場主義でも在宅でもできるのが推し活のメリットの一つです

②推しの発言や言動の影響を受けることができる

これは良し悪しありますが、良い方向に転ぶと、推しの発言や頑張る姿を見て、自分も頑張ろうだとか、こういう心持ちでいようという気持ちになれます
もちろんただただ見た目が好き!という推し方もありますが、見た目が美しいことは努力の成果なので、その美意識も良い影響をもたらすことができます

盲目すぎて、推しの間違った言動も全て肯定してしまう人も多いですが、それはちょっとどうかなと個人的には思います
(いくら間違った言動でも、公開しているSNSやファンレターなど本人が見えるところで批判意見を書くのは良くないと思いますが)
「間違った言動も許すのがファン」だとは思いませんが、許して今後も推し続けるのは良いと思います


これに関連した話だと、「推しの結婚を喜べない人はファンじゃない」という人がいますが、喜べなくたってファンだと思いますよ
そんなこと言う人の大半は、その推しに1円もお金をかけていない外野なので
いわゆるリア恋ではなくとも、「推しと自分は全く別次元に生きているんだ」という現実を全力で叩きつけられるような衝撃があることなので、ここで喜べなくても全然OKです

③自我がない人の推し活は自傷行為に近い

「推しのATMという言葉があるくらい、推しを神格化しすぎて自我がなくなっちゃっている人が割といます(ネタで言っている部分もあるとは思いますが)
基本的に推し活は金銭的に余裕がある人、稼げる能力がある人しかやってはいけないこと=所詮趣味なので、キャパオーバーな推し活は自傷行為に近いです(キャパオーバーした分、自分自身にかけるお金と時間がなくなる)


推し活は他人が口出しするものではないけれど、基本的に推しは一対一の人間として何かをしてくれるわけではないというのは大前提として持っているべき感覚だと思います
推しと結婚などの特殊な例もありますが、推しと結婚ができるレベルのオタクは、自分自身がしっかり努力をすることを忘れていません

また私は「推しに貢ぐ」という言葉がかなり嫌いで、オタク自身が自分の意思で買っているのでそれはただの買い物です
ただの買い物なので、オタクは推しのATMではないですよ
推しも自分も尊いというスタンスで推し活をしましょう

④ファンコミュニティ

私自身、推し活きっかけで知り合い、何年も仲の良い友達ができたくらい、「同じものが好き」というのはエネルギーがあります
世代や場所を越えて、普通に生きていたらすれ違うことすらなかった人とも、意気投合することができるのが推し活の大きなメリットです


その逆ももちろんあって、いわゆる解釈違いの攻撃のし合いや、ファンの迷惑行為など、こちらも悪い意味で普通に生活をしていたら出会わない人たちと時には対立したり、嫌な気分にさせられることもあります
日常生活でも喧嘩や嫌な思いをすることはありますが、ファンコミュニティでそういうことが起きた場合、一気に現実に引き戻された感があってなおさら辛く感じることもあります

良くも悪くも感情を大きく動かされるのが推し活です


まとめると、

•推し中心の生活でも、推し活はあくまでも娯楽

•日常生活にも相乗効果が得られている場合の推し活は素晴らしい

ということです


良い意味でも悪い意味でも、人生を狂わされるのが推し活なので、推しのため!推しにため!ではなく、自分が楽しむことを第一に推し活をしていこうと思います


#推し  #推し活 #アイドル

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