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繋いだ W杯アジア最終予選第4戦 日本vsオーストラリア 2-1○

歴史に残る勝利。以下スタメン。


1.本気の証明

とにかく完璧な前半でした。
立ち上がりの9分に田中選手のゴールで先制。
そこから1-0で折り返しましたが、権田選手のビッグセーブこそあったもののほとんどチャンスを作らせなかった。
相手の中盤3枚を完全にシャットアウトする日本の遠藤選手田中選手守田選手。
このゲームで初めて組んだとは思えないほどの流動的なポジションチェンジ。
意思が通じ合っているような見事な守備の連携でした。
攻撃もおそらくスカウティング通り。
相手の足の重たさを突いてサイドの伊東選手の裏を使わせる作戦もズバリ。
このスピードには全く太刀打ちできていませんでした。
ただリスク管理は徹底して点を取りに行くが慎重に戦った前半。

2.苦戦

後半、相手がボランチを少しワイドに置くことで日本のプレスを回避し始めてきた。
トップ下のフルスティッチ選手が降りてくるので誰が誰を捕まえるのか徐々に不安定に。
そこを突かれたのが後半21分の失点シーン。
相手の左サイドからのビルドアップ、やめた相手は最終ラインに下げた。この時点で大迫選手と南野選手が2トップでプレスに行ってしまった、これで準備しきれていなかった後ろ。守田選手は相手のサイドをマークする役だったのに相手の降りたボランチにつかざるを得なくなってためらいながらついていこうとした。
ただ、相手の方が出足が早くワンタッチでパスを出され本来守田選手がつくはずの場所へ。
それに完全に遅れた長友選手がプレッシャー、長友選手がつくはずだったところに遠藤選手が。後手後手になり最後は守田選手の必死の球際のスライディング。
これでFKを取られ失点。
PK判定が覆ってからの失点で更に重い空気となった。

3.歴史的瞬間

ただその暗雲を断ち切ったのは森保監督秘蔵っ子の浅野選手。更には古橋選手も入ることで相手の疲れた足元を撹乱。そして勝ち越し。吉田選手が本当にお見事。
バックパスを受けた段階で浅野選手はまだ動きだしていないのに場所を確認して逆に振る動きを見せながら腰を振って縦方向の浅野選手の裏へ。
スローでも見たが吉田選手は全く浅野選手の動き出し確認してなかったと思う。
主将の素晴らしいパスから抜け出した浅野選手の最後は気持ちで押し込んだゴール。
埼スタは何かが起こる。2016年の最終予選山口蛍選手の強烈ボレーが自分の記憶では1番鮮明に残っている。
チームで掴んだ勝利、最高でした。

4.まとめ

次戦はベトナム戦、快勝をしてなんとか弾みをつけたいところ。久保選手堂安選手も戻ってきてくれるといいですね。

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