一級建築士試験対策 建築作品実例集【庁舎・複合文化施設編】
一級建築士試験で問われる、庁舎・複合文化施設に関する建築事例を写真と過去問付きで分かりやすくまとめました。
一部順番を入替えていますが、ほぼ年代順での記載になります。
過去問の出題年と問題番号は、特記無い限り基本的には一級の計画のものになります。
また、誤りの選択枝については、正となるよう改変してある為、ここに記載の過去問の解答はすべて正となります。
庁舎
名護市庁舎(象設計集団)1981年
(H10年 No.25)
名護市庁舎(沖縄県)は、空調設備に依存することなく快適な環境をつくりだすために、屋上を緑化したり、風の道を確保するなどの計画がなされている。
(H14年 No.12)
名護市庁舎(沖縄県)は、各階をセットバックさせてできたテラスをパーゴラで覆う等して、屋根・外壁・開口部を日射と風雨から保護し、日陰となるスペースをつくりだしている。
住田町役場(前田建設工業)2014年
(R1年 No.15)
住田町役場(岩手県)は、凸レンズ状に組まれたトラス梁が並んだ屋根架構をもつ建築物である。
国見町庁舎(JR東日本建築設計)2015年
(R1年 No.15改)
国見町庁舎(福島県)は、主要構造部の柱や梁には、鋼材を内蔵した集成材を使用し、外壁にはガラスカーテンウォールと木製ルーバーを使用した建築物である。
複合文化施設
水戸芸術館(磯崎新)1990年
(H14年 No.12)
水戸芸術館(茨城県)は、音楽、演劇、美術のそれぞれに対応した文化施設を、個々の空間の独立性を保ちながら、一体化させている。
すみだ生涯学習センター(長谷川逸子)1994年
(H19年 No.13改)
すみだ生涯学習センター(東京都墨田区)は、公民館、文化ホール、情報センターの機能を独立して管理しやすいように別棟で計画し、それぞれをブリッジでつないでいる。
新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」(長谷川逸子)1998年
(H25年 No.14)
新潟市民芸術文化会館「りゅーとぴあ」(新潟県新潟市)は、本体施設の屋上庭園と複数の浮島状の空中庭園が回遊性をもつペデストリアンデッキで結ばれ、公園と一体化したパブリックスペースを形成している。
せんだいメディアテーク(伊東豊雄)2000年
(H23年 No.16改)
せんだいメディアテーク(宮城県仙台市)は、各階の大空間を構成するプレートを13本のチューブが貫き、市民ギャラリー、図書館、映像センター等が複合した施設である。
茅野市民館(古谷誠章)2005年
(H23年 No.16改)
茅野市民館(長野県茅野市)は、公開プロポーザルコンペを経て選ばれた設計者と市民の代表とが、それぞれの場所や施設に関して数多くの論議を重ね、市民主導の計画により建設された。
アオーレ長岡(隈研吾)2012年
(R3年 No.14)
アオーレ長岡(新潟県)は、駅前に建てられた市民協働・市民交流の拠点であり、大通りに開かれた屋根付き広場を中心に、アリーナ、市民交流スペース、市役所、議会等を配置した複合施設として計画された。
ぎふメディアコスモス(伊東豊雄建築設計事務所)2015年
(R2年 No.15)
ぎふメディアコスモス(岐阜県、2015年)は、木造格子屋根をもつ市立中央図書館や、市民活動交流センター、多文化交流プラザ及び展示ギャラリー等からなる複合施設である。
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