カープダイアリー第8432話「斉藤、黒原、小林、1・2・3年目実りの秋へ、小園と坂倉が待つ侍ジャパンに挑む」(2023年11月11日)

日南秋季キャンプ、第2クール2日目。前日、雨天中止になった紅白戦が行われた。

紅組スタメン
セカンド久保
ショート矢野
サード韮澤
ライト末包
ファーストラミレス(アカデミー)が
レフトバスケス(アカデミー)
センターロベルト(アカデミー)
キャッチャー持丸・高木

紅組投手と結果
玉村5回6安打3失点
岡田1回1安打1失点
松本1回1安打無失点
森浦1回1安打無失点

白組スタメン
ショート二俣
ライト田村
サード内田
レフト中村貴浩
ファースト林
センター中村健人
セカンド羽月
キャッチャー石原貴規・清水

白組投手と結果
遠藤5回5安打無失点
新家1回無安打無失点
高橋昂也2回3安打1失点
長谷部1回2安打1失点

中村貴浩が紅白戦3試合目で四番に入り1打数1安打1打点。アカデミー勢ではバスケスが4打数2安打1打点。久保、韮澤、二俣も2安打。石原貴規は4の3だった。

黒田球団アドバイザー“直轄”の遠藤は5回無失点も5安打は打たれ過ぎ。新家は3試合とも投げていずれも1回無安打無失点。

だが、この日の投手陣の主役は紅白戦以外のメンバーだった。あすの侍ジャパン戦に先発する黒原、そのバトンを受ける斉藤、そして小林…

メディアから数多くの取材を受けた黒原と斉藤はその思いをたっぷりと口にしたが、スタンドを12球団のファンが埋め、代表ユニホームをまとった相手を打席に迎える、というシチュエーションでは、まずストライクが入るか、どうか?そこからだろう。

「このキャンプで、上がってきていると思うのでそれをしっかり出して投げたい」(黒原)

新井監督も“敵地”でのマウンドが厳しいものになることは予想している。「ゾーンでしっかり勝負して行こう」の助言を左腕が実践できるかどうか…

「こういう機会はなかなかないとい思うので、自分の実力を試せるいい機会だと思うので、自分の持ち味を出しながらやっていけたらなと思います」(斉藤)

格上を相手にする、という中にあっては3年目の小林に安定した投球が期待できる。昨年6月、右肘を疲労骨折するというアクシデントを乗り越えて、ウエスタン・リーグでの登板で徐々に実戦感覚を取り戻し、9月には結果を残した。

フェニックス・リーグでは最初の先発で好投したあと、10月25日のヤクルト戦(天福球場)では7回10安打5失点と乱れた。どこまで修正できているか…

いずれにせよ、相手は日本代表の意地とプライドを胸に目の色を変えてくる。前日10日の巨人との練習試合初戦で完封されただけに、細かいこともやってくるだろう。そこには代表メンバーから多くのことを吸収して急成長が期待される小園と坂倉もいる。

大きな自信を掴み取ることができるか、粉々に打ち砕かれるか、やるか、やられるか。SOKKENスタジアム午後1時プレーボール!深まる秋の収穫は冬を越えて希望の春につながっていく。

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