きえ

心にうつりゆくよしなしごとや言の葉を書きつくる場 『花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞…

きえ

心にうつりゆくよしなしごとや言の葉を書きつくる場 『花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、何れか歌を詠まざりける』古今集 仮名序 ❤︎好きなもの 花/歌詞/和歌/詩/言葉/美しいもの/ふと思いつく文章のかけら/密やかな物語/個人的名場面

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【詩】ムラサキシキブ〜紫式部に寄せて〜

(季節外れだけど、ちょうど大河もやってるし、昔作ったものを。) 賢き君の見た夢は 人には云えぬ密かごと 紫式部はその夢を 可憐なこの実に託したか 源氏の君の輝きを 重ねし姿 彼の人か 露に濡れつつ明かす夜は 人知れずして泣いたのか 千歳を超えて現世に 咲いた思いを募らせて 実りし色付く紫の いまも待つのはあの人か 数年前作った時は「彼の人」が誰か考えもしなかったけど、それは藤原道長のことなのでしょうか🤭 花言葉は「上品」「知性」「愛され上手」だそう。「ムラサキシキブ」

    • →書かれていて、変体仮名とのバランスも素敵で、ため息が出ちゃう。

      • 嗚呼、百人一首を読んだ人の一人になりたひ。物思いに耽りつつ口をついてでた57577があれらの一句だったらなんで素敵だろう。と光琳カルタの再現版を眺めながら思いました。現物は今は個人秘蔵だそうですが、手元に置いて眺めていてい気持ちがよく分かる気がした。下の句の札には句に因んだ絵が→

        • 髪の生え際まで愛おしい

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        【詩】ムラサキシキブ〜紫式部に寄せて〜

        • →書かれていて、変体仮名とのバランスも素敵で、ため息が出ちゃう。

        • 嗚呼、百人一首を読んだ人の一人になりたひ。物思いに耽りつつ口をついてでた57577があれらの一句だったらなんで素敵だろう。と光琳カルタの再現版を眺めながら思いました。現物は今は個人秘蔵だそうですが、手元に置いて眺めていてい気持ちがよく分かる気がした。下の句の札には句に因んだ絵が→

        • 髪の生え際まで愛おしい

          比翼の鳥が“目と翼を一つしか持たず、雄雌が一体とならないと飛べない鳥“だと聞き、彼と私が比翼の鳥ならいいのに、と彼女は思った。それならいつだって互いを必要としていられる。そして、そんなことを思う自分を情けなく思うのであった。いつから私はこんなに、自立していない女になったのだろう?

          比翼の鳥が“目と翼を一つしか持たず、雄雌が一体とならないと飛べない鳥“だと聞き、彼と私が比翼の鳥ならいいのに、と彼女は思った。それならいつだって互いを必要としていられる。そして、そんなことを思う自分を情けなく思うのであった。いつから私はこんなに、自立していない女になったのだろう?

          万葉の時代から親しまれた山桜はソメイヨシノと違って葉と花が同時に開くと知って、なるほどと思った。何がなるほどかは分からないけどなるほどと思った。彼らにとっては葉桜が当たり前なのだな。

          万葉の時代から親しまれた山桜はソメイヨシノと違って葉と花が同時に開くと知って、なるほどと思った。何がなるほどかは分からないけどなるほどと思った。彼らにとっては葉桜が当たり前なのだな。

          昔の人はカメラを持っていなかったから、代わりに歌を詠んだのかもしれないな。目の前の光景を忘れないために。 私も、綺麗な景色を見た時スマホをのぞいてシャッターを切るよりも、綺麗な言葉を紡げるようになりたいな。

          昔の人はカメラを持っていなかったから、代わりに歌を詠んだのかもしれないな。目の前の光景を忘れないために。 私も、綺麗な景色を見た時スマホをのぞいてシャッターを切るよりも、綺麗な言葉を紡げるようになりたいな。

          原っぱをぐるりと囲む桜の木々に思わず息を呑んだ。満開の桜をつけた枝々は、中央の原っぱに向かって低く垂れ込め、原っぱはまるで優しいピンクの大きな花輪を乗っけているようだ。地面につきそうな枝もあり、幼子が楽しそうに手を伸ばしている。まるで彼女たちに手を差し伸べているようにも見えた。

          原っぱをぐるりと囲む桜の木々に思わず息を呑んだ。満開の桜をつけた枝々は、中央の原っぱに向かって低く垂れ込め、原っぱはまるで優しいピンクの大きな花輪を乗っけているようだ。地面につきそうな枝もあり、幼子が楽しそうに手を伸ばしている。まるで彼女たちに手を差し伸べているようにも見えた。

          桜並木をゆっくり歩いたのは、満開の桜に見惚れたからではなくて、あなたの隣を長く歩いていたかったからだ

          桜並木をゆっくり歩いたのは、満開の桜に見惚れたからではなくて、あなたの隣を長く歩いていたかったからだ

          今を面白がってリュックサックに入れていく。 幸せというのは、パソコンのコードが短くてちょっと身体を傾けないといけなくてちょっと不便だったのが延長コードを買ったら快適になった、というようなこと。 秋元康 1行日記をつけよう

          今を面白がってリュックサックに入れていく。 幸せというのは、パソコンのコードが短くてちょっと身体を傾けないといけなくてちょっと不便だったのが延長コードを買ったら快適になった、というようなこと。 秋元康 1行日記をつけよう

          我の塊の発表会

          我の塊の発表会

          伏せたまつ毛が落とす影が揺れるのさえ分かる距離にいたのに、今はもうこんなに遠い

          伏せたまつ毛が落とす影が揺れるのさえ分かる距離にいたのに、今はもうこんなに遠い

          「みんな来ないから、一人で帰ったよ、袖を濡らしながら」「でも色は変わってないでしょ?」「いや真っ赤っかだよ!」こんな会話をしたことあるということが、密かに嬉しい。

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          運よく座れた帰りの電車でふと顔を上げると、目の前に「グレートギャッツビー」を読んでいる青年がいて、それだけでちょっと幸せな気持ちになった。なんのきっかけでグレートギャッツビーを読み始めたのだろう。村上春樹?映画?映画ならどっちの?かく言う私は、最後まで読めてないのだけど。

          運よく座れた帰りの電車でふと顔を上げると、目の前に「グレートギャッツビー」を読んでいる青年がいて、それだけでちょっと幸せな気持ちになった。なんのきっかけでグレートギャッツビーを読み始めたのだろう。村上春樹?映画?映画ならどっちの?かく言う私は、最後まで読めてないのだけど。

          百人一首の右近の純粋な心を信じたかったし、今も信じられる

          この和歌に初めて触れたのは、小学校低学年の時。 家にあった“漫画で解説!百人一首“みたいな漫画にハマっていて(綺麗で可愛いお姫様の絵に惹かれて読み始めた記憶)、一番お気に入りの和歌が今も昔もこれだ。 当時抱いた感想は 「「「なんて純粋な心なんだろう!!!」」」 という心からの感動だ。 (当時「純粋」という言葉を知っていたかは分からないが大人の言葉で言うとそんなかんじ) 自分はフラれて悲しいのに、自分のことよりも相手の身を案じる。相手の幸せを考えられるなんて!と心を打た

          百人一首の右近の純粋な心を信じたかったし、今も信じられる

          ハリーポッターの映画や本が個人的再ブレイクして2週間、歩いてて疲れた時に「そうだ姿現ししよう」とか物をとるときに手を伸ばすのではなく持ってもない杖を振ろうとしたり、簡単に魔法界に染まっている自分に驚くと同時にこんなに簡単にどハマりするなんてやっぱハリーポッターって人気なだけあるな

          ハリーポッターの映画や本が個人的再ブレイクして2週間、歩いてて疲れた時に「そうだ姿現ししよう」とか物をとるときに手を伸ばすのではなく持ってもない杖を振ろうとしたり、簡単に魔法界に染まっている自分に驚くと同時にこんなに簡単にどハマりするなんてやっぱハリーポッターって人気なだけあるな