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【退職後の生活】私市(きさいち)の植物園、素晴らしすぎて内緒にしておきたい

2月10日土曜日、まだ2月なのにこんなに暖かくていいのかと思うほどの小春日和。コンビニでおにぎりを買って、私市にある大阪公立大学付属植物園に行ってきた。

ここは歩きやすい靴でないとコケる。さすがに登山靴は要らないが、スニーカーは必要だ。敷地が広大で、濡れ落ち葉で滑りやすい階段や、山登りをしているのかと思うほどの舗装されていない坂がある。気分が高揚する道が続く。全部丁寧に見て回ると2時間ほどかかるのではないだろうか。それで入園料350円。年間パスは1000円!

開園時間・入園料|ご利用案内|大阪公立大学附属植物園 (omu.ac.jp)


とりあえずは梅林に向かう。

梅(春日野)

様々な種類の梅が咲いている。満開のものは少なく、咲き初めから5分咲きくらいのものが多いように感じる。私は、花は満開よりも咲き初めの頃がずっと好きだ。梅を見ながら、ベンチに座って食べるコンビニおにぎりは最高。

てくてく歩いていると、突然バサッという大きな音。鳥でも落ちてきたのかと思ったら…

松ぼっくり

頭の上に落ちてきていたら、きっとたんこぶができていた。あまりに立派なので持って帰りたくなったが、大人なので我慢して置いてきた。

しばらく歩くと、海外旅行に来たような気分になる景色が広がる。

リュウゼツ(龍舌)ラン

「ハワイに来ました」のコメントを添えてSNSに上げたくなったが、「どこにいるでしょう」と家族のグループラインに送るに留めた。大人なので。

メタセコイヤ

このメタセコイヤの他、化石のような古代植物群もある。

そして、初めて見たこれ。

ラクウショウ

湿地に生えるラクウショウ。根から呼吸することが難しいので、「呼吸根」を通じて呼吸しているらしい。「呼吸根」、鍾乳石が地面から生えているかのように見える。石仏のようにも見える。何としてでも生きるのだ、というラクウショウの強大な生命力を見せつけられる。様々な生き方があるのだ。

その他、水生植物、ハーブ、熱帯植物…数えきれない植物たちが生きている。桜の頃、ハスの頃、紅葉の頃…いつ来ても楽しめそうだ。こんなに素晴らしいのに人は少なく静かである。あ、あんまり宣伝したら人が増えてしまう。危ない危ない。みなさん、聞かなかったことにしてください。

いやいや、そんなに心の狭いことを言っていては、夢の中でラクウショウの呼吸根に寄ってたかって突かれそうだ。そこに巨大な松ぼっくりがボコボコ落ちてきて。

お近くにお住いのみなさん、是非行ってみてください。もうすぐ様々な種類の桜も観察できます。

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