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時を経て再び出会うあの人の音楽

「存在の耐えられない軽さ」という映画を観たのは10代の頃で、ジュリエット・ビノシュ他キャストは素晴らしく、小説は難解だったが、映画は好んで何度もくり返し観た。
映画の中で使われている音楽はチェコの作曲家ヤナーチェクの作品で、映画のために作られたのではないかと思うほど見事に合い、全体を引き立てていたた。
ヤナーチェクのピアノ曲のCDを探して手に取ったのがアンスネスというピアニストのもので、彼は当時まだ20代の若者だったと思う。そのCDを何度聴いたかわからないし、人にも勧めたし、自分もヤナーチェクのピアノ曲に挑戦してみたりした。

まさかいつか聴けるなんて思っていなかった。
今月、コンサートがあるのだ。
プログラムはベートーヴェンやブラームスでヤナーチェクはないようだが、ベートーヴェンの「悲愴」は受験で弾いた曲で特別な思い出もあるし、二楽章は特に好きなのだ。だからアンスネスがどのように弾くのか今からとても楽しみだ。
若く青々しかった演奏が、年月を経て円熟味を増していることだろう。

コンサートは、偶然、息子の誕生日で、今まで頑張ってきたねというご褒美になることはまちがいない。
オペラシティのホールってめちゃくちゃ音がいいので、それも楽しみをさらにひき立ててくれる。

またここに感想など書ければと思う。



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