馬場智章さんのジャズライブへ〜身体と魂
渋谷のBODY&SOULにて馬場智章さんのカルテット。
みんな若い!馬場さん31歳。(他わからないけど皆30代?)
バークリー音楽院を全額奨学生で卒業というから、選ばれし者ですね。
ジャズを題材にした「ブルージャイアント」は話題になっていましたが、漫画もアニメも見ないまま初めてライブへ。
ここのところヒップホップやJポップ、洋楽、と歌詞のある音楽ばかり聴いていたから、久しぶりに楽器だけの生のジャズセッションを聴いて、音楽とは?と考えた。
言葉がない、言葉以前のコミュニケーション。相手の息を感じ、音を聴いて、深い場所でつながり合い、通じ合う。言葉という記号を通してない分、よりリアルに伝わる。
ちょうど最近、アニマ(女性性)とアニムス(男性性)について読んだり考えていたのだった。
馬場さんがサックスに息を吹き込むのは、まさにたましいを込めているのであり、他の演奏者も同じく楽器に命を吹き込む作業をしているわけで、楽器を奏でるのは生物の中で人間に与えられた特権でもあり、すなわちそれが生きること……などということを感じながら、ひたすらその瞬間に生まれては流れる音楽に浸る。
それぞれの表現、呼応し合う音……。
彼らが楽しみ、尊重し合い高め合う、その場所に立ち会える喜び。
近くの席には年配のご夫婦二組、8人ほどの日本人と外国人の年配のグループで、大人の雰囲気。
みんなワインをデカンタやボトルでゆっくりと楽しみながら、ライブの前後は親しい人や友人と会話して過ごしている。
一人のお客さんも多かった。若い人もちらほら。
この場所に同じメンバーが集うのは一度きり。なんて貴重でいい時間だろう。
クリスマスの曲は無し、馬場さんの曲を中心に、他メンバーの作った曲やスタンダードも演奏。
アンコールでは、お客さんとして遊びに来ていたドラムの木村紘さんが飛び込みで加わり、ドラムを2倍楽しめる申し分のないステージとなった。
毎回これが最後かな、と思いながら行くし、
体調もギリギリなので命がけなのだが、先日行った歌舞伎もそうだが、演者の皆さんが命がけで返してくれるその圧巻のパフォーマンスを今回も堪能した。それがまた生きる力となる。
芸の素晴らしさよ。
今年は絵やらライブやら色々楽しめたねと話しながら帰宅。
肉体は滅びても魂は終わらないから、と。
まさしくBODY & SOUL。
しかし、遊び過ぎ笑。
また土曜日ライブに行く。
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