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ここのね色とわたし色

大分県大野にある150年の建物、酒蔵を譲り受けて、子どもたちの学びの場を提供している
【ここのね自由な学校】さんに先日伺いました

ここのねさんとの出会いは
SNS
ふと目が止まった
「学校を作る!」と始まった記事を読んだのがきっかけでした


わたしの13歳の娘は、小学1年生から不登校だったので

この話は、わたし自身が苦しくなるので、隠してきてたけど、娘の方が苦しんでいたのに、わたしは同じ苦しみだと感じてしまっていた
だからもう娘の苦しみをわたしが取ることはしてはならないと
ここに書いていこうと思う

そんなこんなな親子
ここのね自由な学校の理念を目にしたときに

こんな素敵な学校が生まれようとしてることに感動した

さまざまな場所が日本に増え
日本独自のではなくて、海外教育を取り入れている場所が増え
それはそれで、ほんとに素敵だし、素晴らしい
更にいうと、私も保育園で絵画、造形を教えていたこともあり、幼児期の教育は、日本は凄く自由で多彩な気がしている
幼児教育に力を注ぐ先生方にたくさん出会ったし、やはり考え方が柔軟だ

だけど、どうしたことか?小学校に上がると
教育はガラッと変わる
学校の雰囲気も閉鎖的で無機質でなんだか暗い

娘は、都内の小学校にも通わせていたので
都内は少し違って、オープンだった
食事も、室内も、貸し借りの部分もかなり自由度があり、先生たちからLINEで連絡がくる
4年前だが、一人ひとつタブレットもあった

でもやはり
学校は学校
なければならない
みんな一緒の感覚は変わらなかった

同じにはなれないのに
同じにしたがるのが学校
そして、幼児教育をたっぷりと充実し学んだ子達が
あれ?あれ?と違和感を感じていくのも現実だ

やはり
高校生までは
教育をもっと充実するべきではないだろうか?
長いよ?12年間て

好きなことができる
好きなことを学べる
好きを形にできて、相談し合えるのが
学びであり、子供たちには一人一人義務教育という権利が与えられているのだ
なのに
どうして苦しまなくてはいけないのか

ほんとにこの権利が使えないとは
なんて、国なんだと
私は思いながら
子育てをしていた

ここのねさんに出会った時に
なんて自然体でなんて穏やかなんだろうと思った

そんな、ここのねに
私がこんなにも早く訪れるなんて、思わなかった

ここのね自由な学校は大分にある

ここのね自由な学校に着くと

ここのね代表のこうちゃんが案内してくれた

こうちゃんは、実は現役のモデルさんなのだ!
背が高くて爽やかな笑顔のこうちゃんがお出迎えしてくれた


築150年の酒蔵の倉庫が学校
大地主の場所でお墓が祀ってあり、学校の裏には立派なお寺が、、お寺がある山から水を引き、、上質なお酒を作っていた名残が至る所にあった


この場所を子どもたちが集う場所に選ばれたのは
やはり
この土地が呼んだに違いない
150年経つ建物に、、まだ7歳や10歳の子どもたちが集う
150年と7歳の融合は
優しく溶け合う場所だった



ここのねの学校を案内してもらう
とにかく
自然体ですごく穏やか
何にも染まらない感覚というか
自分たちで染めていくような感覚

至る所に
みんなで考えた面白い言葉の学びが散りばめられていた



これなに?あれなに?と質問責め

みんなで模索しながら考えては改善して
ここのね独自の教育方法を取り入れていた


美味しいご飯もいただく

いただいたのはなんとー!イノシシのフライ!
美味しかったー
ボランティアの方々が作るお母さんの味
しかも食べ放題!やったー!笑笑

食べたいものを食べたい量だけとる
当たり前だけど
これすごく私は好きだ

学校給食、残さず食べろの教育で育ったわたし
偏食と食が細かった為、わたしはいつも掃除の時間まで一人で食べていたことを思い出す


自分のペースで決められたら良いよね
残すのはバチあたり、、なんかじゃないんだよ
身体はみんな違うから、吸収も栄養も、その人のリズムに合わせて、自分が決める

想いを食べるんではなくて
もっと軽い感覚で食事をしたら
楽しいよね

そんなこんなを考えていたら、、あっという間に時間は過ぎて、こんな私に、みんなの計いで

アートの時間をつくってくれた



じゃ!ご挨拶!?みんな椅子に座って集まってくれた
『入学式以来かも、、椅子に座るの』と、、、みんな、変な緊張感

あわわわ
ごめんなさい、集めてしまった
笑笑



みんなで決めて
話し合うことを学んでる子供たちには、わたしはどう?映ったかな?
たぶん
テンションが違うと感じただろう
笑笑

ホワイトボードで自己紹介
漢字が苦手なのと、ひらがなが好きなので
ひらがなで書きました

これからアートの時間をもらったので
みんなで色遊びしよう!と伝えて
レッツゴー!


赤・青・黄色を使った三原色の面白さを伝えました

みんなにはひとつ問題を出しました
赤青黄色を混ぜると何色になるのか?

こうちゃんが『はい!!!黒です!!』と言う
笑笑
「こうちゃん?ほんとに黒ですか?」と聞き返すと
『ぬ?!』と、びっくり!

『そう、答えはぬ!?と言う色!、ぬってどんな色?」

みんなが見ている色や知っている色はどれだけある?
みんなが知っていた黒は本当に黒?なのか?
疑うことを伝えた

考えるチカラ

子どもたちは柔軟
そして天才
赤はほんとに赤なのか?自分が知ってる赤だけでも、何種類とある、、それも本当に赤なのか?

物がすぐ手に入り
答えがすぐ見つかる世の中で
無いものを探すほうが至難の業

無いのなら
知らないのなら
芸術は新しく創ることができる

あなた色探してみない?見つけてみない?作ってみない?

アート教室を続けていて感じた事は
それすらも私の考えであり、それを強要するのは間違いだということ、、だから、聞かれたら話すし、聞かれたら考えるけど、答えはひとつではないということ
全部正解で全部新しくて全部がおっけいなのだ



ただ、度を超えると
先が見えないアートの怖さもあるのも事実

準備はする
万全に

伝えることはできる

手渡すこともできる

渡されたら、それを表現するのはあなた次第ということ

ほったらかすのとは違う

相手の自分軸に任せる

黒は本当に三原色で作れるのか?
その問題に取り組む子も居れば、まったく別の何かを見出す子もいる
色に触れていくと自分の色をみつけていくと
自分の中に答えの色が見つかる


子どもたちの中で参加しようがしまいが
それはそれ
自分軸で決めれたら◎まる!
なのだ

0歳からアート教室をやっていて
そこはかなり学んだ結果だ

他人は変わらない
自分が学び変わるだけ
年齢、性別、ハンディーも関係ない
芸術とは無関係であり
そんなに、重大なことではないのだ

私はあまり
拘らない
拘ると苦しくなる


0歳だろうが70歳だろうが
みんな伝えるのは一緒

もちろん失敗も繰り返して
私はアトリエを一人でやってきた

失敗は人間だから沢山してきた
傷つけてしまったり、傷ついたり、落ち込んだり、凹んだり沢山あった
だけど、全部それが答えだった

今は
アトリエを辞めたことで
たくさん見えてわかった正解がある

芸術はほんとに幅が広く
平和で楽しくて優しい愛のカタチなのだ

言葉なくても
伝わるの
言葉なくても
楽しめる
言葉なくても
生まれるの

もう、好き勝手やって良いよね
ただ
みんなと遊んでたい

私が大好きなアートでね!

子どもたちと
色あそびした

ここのねの壁にも絵を描いた
猫を10匹
わかりずらいとこにも描いた


10人の生徒と10匹の猫
これからまた行く度に壁に描かせてもらうんだ

ここのねの
指導者、先生と呼んで良いのかな?
ももか、ななっぺ、こうちゃん、あっちゃん、ボランティアスタッフのみなさんの動きを見ていた

穏やか
明るい
そして優しい
そして室内が綺麗
掃除が行き届いていることも
気持ちよさ
心地よさに繋がっていく

見えないけど、肩を並べてる感覚
年齢には幅があるけど
肩を並べて
みんな前を向いている

さまざまな子たちが居るけれど
わたしたちもさまざまでしょっ?て
肩は一緒の位置
その感じが
私は嬉しくてたまらなかった

ななっぺが
帰り際「いくちゃん、引っ越してきてくれた良いいのになぁ」って言ってくれて
泣きそうになった
近いよ
近いよ
すぐまた来るから

ななっぺに会いにくるよ
笑笑

私にできること
カラダはひとつしかないけれど
私に出来ること
これからもやってくんだ

写真は上から
こうちゃん
あっちゃん
ななっぺ
ももか

あっちゃんは最近ここのねの仲間に加わった方
あっちゃん、つぎはゆっくり話したいな

芸術で広がって、みんなが楽しんで、わくわくする

常に豊かな気持ちになる芸術を広めていくよ

今を今だけみつめていけば
過去も未来も全部繋がる

何も恐れることはない

あー!!楽しみだ

それにしても、大分、福岡、どえらい食べ物が美味しくてびびった!!のよ

笑笑

わたし、創始者でも何でもないのに


真ん中にドカンと座ってるわたし
笑笑 

みんなが自分らしく
そして悲しまない苦しまない
好きなことだけやっていいんだよ
楽しむために生まれてきたんだと
分かり合える場所が
ここのねにある

あなたの色がみつかる場所
全国にぬりまくってさ
増えていったらいいなぁ
わたしには見えるんだ
みんなが笑ってる場所
増えてくのがね

あなたの色
探してみてね
きっとみつかる
きっと作れる

わたし、これからも
様々な場所で絵を通して
みんなと繋がっていきたいな

会いたいな
会いたいよ
待っててね
そばにいるよ

※ここのねボランティアスタッフ募集中
※生徒さんも募集中

◉ここのね自由な学校

https://www.kokononeschool.com/


◉【理念と大切にしたいこと】


https://note.com/kokonone_school/n/n1de6397d4727


◉【教育方針】


https://note.com/kokonone_school/n/n635803cae69d



◉【2021年度生徒募集】


https://note.com/kokonone_school/n/n6c7d15e22ef5


この記事の素晴らしい写真を撮ってくれたのは
チーズ工房【千】senこと代表の柴田千代さん!
ここのねの理念に共感しとくれて
一緒に同行してくれました
こどもたちの為の学びの場、寺子屋を開催している彼女〜すごく感動していました!
次回は、千代さんがチーズを練っちゃう!!夢が実現しちゃうかも

楽しみです
これからも
共感する仲間を増やし
わたしたちが出来ることをみつけて
進みたいです


ありがとうございました

よし!次はいつ行こうかな 

しかし、わたし、偉そうだな
笑笑

ikuiro

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