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対面で一緒に働く理由

マチマチの六人部です。

4月にオフィスを解約して、最近、今後どのように働くのが最適なのかをよく考えています。

オフィスを全くなくすのか、再度オフィスを構えるのか、WFH(Work From Home)とオフィスを組み合わせるのか、各地にワーキングスペースを設けるのかなど多くの選択肢があります。

日立のような大企業から、サイバーエージェント、オプトのようなネット企業まで方針を発表し始めています。リモートワークに重点を置いていたり、やはりオフィス出勤がベースになっていたりと、各社の考え方やポリシーが反映されていてとてもおもしろいです。

わたしは、今後も、一つの場所に集まって、顔を合わせて働くことはなくならないと思っています。マチマチ社もWFHを中心にしながら、定期的にみんなで集まる機会を用意していく予定です。

ということで、対面で一緒に働く理由をこれから書きます。

チームをつくるために、顔を合わせて働く

顔を合わせて働く理由を、私達は直感的に理解しています。

チームを作る、カルチャーを作るためには顔を合わせて働く必要があるのです。

人がその団体をチームと感じるためには、雰囲気、温度感、味覚(同じ釜の飯を食べた仲)、などを共有していく必要があります。

京都大学の総長の山極氏によって、「私たちの直感」が生物学的に説明されています。

言葉ができる前は、人間も五感を通じて身体的につながっていたわけですよ。五感のなかで、一番リアリティをもたらすのは視覚と聴覚です。「見る」「聞く」は共有できる感覚ですから。
触覚や嗅覚、味覚は100%共有することはできません。匂いや味は言葉で表現するのが難しいし、触覚に至っては触っている人は触られてもいるわけだから、その感覚はお互いに絶対共有できない。
ところがおもしろいことに、この触覚や嗅覚、味覚という「共有できないはずの感覚」が、信頼関係をつくる上でもっとも大事なものなんです。

共有することができない触覚、嗅覚や味覚が信頼関係をつくる上で重要だというのは非常に面白い。

考えてみれば、飲み会、ランチやお茶などを共にすることが多くの会社で行われていることも納得がいきますね。

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37signalsの「強いチームはオフィスを捨てる」という本が2014年に出ています。

基本的にはリモートワークの良さを問いた本ですが、採用時にはシカゴのオフィスまで来てもらって、顔を合わせて一緒に働くなど随所に工夫が見られます。

私達も既に一緒に働いてきて、ある程度の時間を共有していたからこそ、今回のCOVID-19によるWFHに切り替え時は、スムーズに移行できたのだと思います。

オフィスに来る日は一緒になにかする日

直感的には、やっぱりちゃんと対面で顔を合わせるのは重要だというのは多くの人が納得することだと思います。

しかし、今回のCOVID-19をきっかけに、これまでとは違った形でオンラインをベースに信頼関係をつくる方法が生まれてきたりするのではないかとも思っています。

また、これまではオフィスに「働き」にきていたものが、たまにあるオフィスへくるときは、仲間と一緒になにかをする日になるのかもしれません。

みなさんの会社で試したことやアイディアを教えてもらえると嬉しいです。マチマチでも試したことを共有していきたいと思います。ではでは。


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