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山口つばさ「ブルーピリオド7」

これ、絵画でやる意味考えたことある?
油絵の具で 平面で 手仕事で このテーマをやる必要性とか
考えたことある?

主人公は藝大に現役合格し、入学(ウィキに学生として東京芸術大学で……という表現があるので書いちゃいます)。最初の課題で、教授から厳しい一言をかけられます。

私は書くことしかできません。書きたいと思うから、このnoteでいえば、心を動かされた本を紹介して、誰かがそれを手に取ってくれたら嬉しいから。だから書いています。

少しだけ仕事で動画(といっても委託ですが、)や写真(こちらは少しずつ頑張ってみたいです)に関わったりして、動画や写真で伝える、ということに少しだけ触れられたような気もします。ですが、私はやっぱりコトバで書くことを選びます。

というところで、これと似た言葉を投げかけられたとしたら……固まるしかないと思います。

と同時に、この漫画の作者自身が、この課題と向き合ってきたのだろうなと感じました。

ところで、藝大の合格発表から入学式まで、主人公は藝大でやっていけるかどうか不安になり、ひたすら手を動かして2週間で46枚のデッサンを描いたりします。
私はといえば、合格したら小説をいっぱい読もう、太宰治のまだ読んでない作品を一気に読もうなどと考えていたのですが、受験勉強からの解放感と太宰治の退廃的な世界はマッチせず、図書館で借りた本をほとんど読まずに返したことを思い出しました。
大学合格が目的になっていたわけではないつもりですし、その後も、結構真面目に大学に通っていましたが、「この学びを何のために活かすか」と意識しながら学んできたことはなかったかもしれません。
さすがにこの歳になると、そういう学び方はしていない気もしますが、本を読むことも含めて(もちろん楽しく読書することもありつつ)、意識していきたいなと考えたりしました。

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