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牡牛座7度「サマリアの女」

☆廻廊037*サマリア度数☆

TAURUS7: The woman of Samaria.


不動宮07-2-2 格差

6の反動。上下の落差・格差問題が出てくる。それぞれに対する対策


Introduction

イエス・キリストが生きていた時代、サマリア人とユダヤ人は宗教的な深い対立関係にありました。
ある日イエスは、サマリアの女が井戸から汲んだ水瓶から一杯の水を乞います。サマリアを差別するユダヤ人が、同じ食器を使って水を飲むはずがなく、さらに日陰の立場である彼女は、預言者に声をかけられたことだけで驚いてしまいます。イエスの言霊や神々しいオーラ、己の境涯を言い当てた神通力に、それまで怯えていた彼女は喜びに震えます。
「あなたこそ、私達が待ち望んでいたメシアではありませんか?」
イエスは微笑んで頷きました。


シンボルの意味

このシンボルは、貧富や宗教等からの差別による、どん底の深い闇と苦しみ、そしてそこからの解放と大逆転の幸福を表します。

シンボルに登場する「先祖の井戸」とは、ユダヤ人の祖・ヤコブが子孫に残した井戸とされ、大変な深さを持ちます。
同じ先祖を持ちながら対立するユダヤ人とサマリア人。彼らと、そしてこの女性の苦悩は、まるでこの底なしの井戸のように深く暗いものです。
耐え忍び、いつか現れるであろう救世主を待ち望んで頑張りぬいたあとに、彼の人が現れたという喜び。

この度数は、深い苦悩と、そこからの解放という、鮮やかな二面性を持っています。まるで地の底に落ちてしまったかのような、辛く苦しい体験と、そこからの大逆転。

自身が救世主となって、苦しむ人に手を差し伸べるかもしれません。
尽きることのない癒しの水を惜しみなく与えることで、貴方自身も癒されるでしょう。


シンボルの日(太陽度数)

暗闇を長く耐え抜いた後に、必ず朝が訪れるという大逆転が起こる日。感受性が強まり、人や社会の裏側の闇に敏感になります。
根気強く耐えて頑張った人には、光が差しこむような救いも訪れる日です。


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