遺書。(第1章〜レジリエンス〜)
親愛なる君たちへ。
君たちがこの記事を読んで理解できているとしたら、おそらく早くても今から10年後くらいだろうか?
この記事を書いている今、2024年。
世の中は日々進化・変化し、特に社会のあり方や働き方が大きく変化しつつある時代の過渡期に差し掛かっている。
君たちが成人する頃にはそれはさらに加速し、今現在では考えられない混沌とした社会の中で、さぞ生きづらさを感じながら生きていることだろう。
しかし時代が変わっても普遍的なマインド・行動原則があり、私はそれを指針に今を生きている。
10年後生きていたとしても、おそらくそれは変わらないだろう。そんなエッセンスを、何章かに分けて書き、伝えていきたいと思う。
さて、今日のテーマにいこう。
「人は生きている限り何度でもやり直しができる」
君たちは今、どんなことを思って生きているのだろう?
世の中は今よりも急速に進化し、企業も働き方もまるっきり変わっているだろう。
今の時代では考えられないような考え方が一般的になっているのかもしれない。
キャリアの選択肢も増えて、たくさん悩むこともあるのだろう。
いろんなことをごちゃごちゃ伝えても、きっと私に似て鬱陶しく思うだろうから、大事なことを端的に伝えよう。
・どんな学部に進学しよう?
・どんな会社に就職すればいいの?
・起業をするべき?やめとくべき?
これから生きていく中で、そんな悩みにぶつかると思う。
その時にひとつだけ思い出して欲しいことがある。
”人は生きている限り何度でもやり直しができる"
ということ。
まずは直感のまま進んでみる。ダメなら引き返してまたやってみる。
もちろん、進む道についてしっかり調べたり、じっくり考えたりすることはとても大事だが、考えても考えても答えが出ない時がある。
そんな時は、自分の直感を信じて、進んだ道でできる限りのチャレンジをしてほしい。
私の人生はジェットコースターのようにいろんなことがあって、「もうだめだ」と諦めそうになったことが何度かある。
会社経営をしながら不況に立たされ、会社のお金がなくなって、経費を払うために日中仕事をした後に夜中にトラックの運転手の仕事をしていた時もあった。
新型コロナで仕事が軒並みなくなって、途方に暮れたこともあった。
しかし、そういう困難を乗り越えるたびに、「ああ、あれは必要な試練だったのだ。」思うようにしている。
そしてそれは事実である。
前述以外にも、私は数々の失敗を繰り返し、決して誇れる大人ではないと自覚している。
しかし、自分のやってきたことに後悔はないし、これまでの経験を評価していただき、ちゃんとした仕事ができている。
挫折しそうになっても、困難にぶち当たっても、やっていることが頓挫してしまっても、テニスに例えていうならばセンターポジションに、短距離走に例えるならスタートラインに戻り、またゼロからやり直す。
同じように失敗と挑戦を繰り返すわけだが、原点に戻ってまた頂点を目指すというその連続した行動は、平面にある意味のないサークル(輪)ではなく、螺旋的に発展していく、ポジティブスパイラルになる。
少し難しいことを言ってしまったか?
かいつまんで言えば、失敗・原点回帰・再挑戦を繰り返していくことで、そこに人間的成長が必ずあるということ。
悩み、不安、苦しみ。
生きている限りそれらは大なり小なり避けられない。
でも、大丈夫。
もう一度言おう。
”人は生きている限り何度でもやり直しができる"
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