見出し画像

ポケカ シティリーグ シーズン2 終了時点でのデータを基にCSPランキングを予測してみた

 この手の話題はnoteのほうが良いだろうと思い、久しぶりに記事を書きます。
 今回の記事の主題は、ポケモンカードのシティリーグで獲得できるCSPによって決められるプレイヤーランキングが、シーズン終了後どのようになるのか、データ分析して予測してみようというものになります。データ分析(といっても単なる統計的予測ですね)の練習がてら筆を執りました次第、予測結果を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。

目次

  1. どのように予測するのか

  2. 扱うデータ

  3. 予測の実施

  4. まとめ

1.どのように予測するのか

 2023年シーズンのシティリーグの結果は、トレーナーズウェブサイトにて随時公開されております。そこにはCSPを獲得された方のプレイヤーIDと順位が記載されていますので、そのデータを使い予測をしていきます。
 現状、シーズン1とシーズン2のデータが公開されていますので、シーズン1にnポイント(nは10~100の正数)取った選手が、次のシーズンに何ポイント取ったのかを集計し、次回以降に獲得し得るポイントを予測していきます。
 ※トレーナーズリーグのポイントは省いています。

2.扱うデータ

 まずは、シーズン1の結果を見ていきましょう。獲得ポイント別人数は次の通りです。

シーズン1 0ポイント:6330人(参加者全体を10000人とした場合の仮定)
シーズン1 10ポイント: 464 人
シーズン1 15ポイント: 1134 人
シーズン1 25ポイント: 1036 人
シーズン1 50ポイント: 518 人
シーズン1 75ポイント: 259 人
シーズン1 100ポイント: 259 人

 この数字から、シーズン1のシティリーグが259大会あったことがわかるかと思います。
 次に、順を追って、各ポイント帯のプレイヤーは、次の大会で何ポイント獲得したのか見ていきましょう。

シーズン1 10ポイント: 464 人の
シーズン2終了後トータルポイント

 グラフだけ見せられても分からんわ、という感想が普通かと思いますので、具体的な数字を紹介しますと、次の通りになります。

10ポイント:327人→シーズン2=0ポイント(約70.5%)
20ポイント: 30人→シーズン2=10ポイント(約6.5%)
25ポイント:52人→シーズン2=15ポイント(約11.2%)
35ポイント:17人→シーズン2=25ポイント(約3.7%)
60ポイント:17人→シーズン2=50ポイント(約3.7%)
85ポイント:11人→シーズン2=75ポイント(約2.4%)
110ポイント:10人→シーズン2=100ポイント(約2.2%)

 このデータが表している情報としては、シーズン1で10ポイントを獲得したプレイヤーが、シーズン2で何ポイント獲得したのか、その割り合いを出しています。
 この情報から、例えば、シーズン1で10ポイントを獲得したプレイヤーは、次のシーズンに100ポイントを獲得する確率は10/464(約2.2%)であるということが分かります。
 その他の確率も併記しておきましたが、まずまず妥当そうな確率に思えます。10ポイントを獲得したプレイヤーが15ポイントを獲得したプレイヤーよりも少ないのは、65名以上の大会数が多くないためですね。
 グラフデータの見方が分かったと思いますので、どんどん行きたいと思います。

シーズン1 15ポイント: 1134 人の
シーズン2終了後トータルポイント

15ポイント:802人→シーズン2=0ポイント(約70.7%)
25ポイント:65人→シーズン2=10ポイント(約5.7%)
30ポイント:113人→シーズン2=15ポイント(約10.0%)
40ポイント:78人→シーズン2=25ポイント(約6.9%)
65ポイント:33人→シーズン2=50ポイント(約2.9%)
90ポイント:24人→シーズン2=75ポイント(約2.1%)
115ポイント:19人→シーズン2=100ポイント(約1.7%)

 シーズン1に15ポイント獲得したプレイヤーと、10ポイント獲得したプレイヤーでは、ベスト8進出確率が上がるのみで、他は然程差が出ないんですね。ふむふむ。

シーズン1 25ポイント: 1036 人の
シーズン2終了後トータルポイント

25ポイント:698人→シーズン2=0ポイント(約67.4%)
35ポイント:44人→シーズン2=10ポイント(約4.2%)
40ポイント:110人→シーズン2=15ポイント(約10.6%)
50ポイント:79人→シーズン2=25ポイント(約7.6%)
75ポイント:52人→シーズン2=50ポイント(約5.0%)
100ポイント:22人→シーズン2=75ポイント(約2.1%)
125ポイント:31人→シーズン2=100ポイント(約3.0%)

 シーズン1でベスト8に入賞しているプレイヤーは、先ほどまでと比べて次のシーズンに優勝する確率、ベスト4進出の確率に優位性が見られますね。

シーズン1 50ポイント: 518 人の
シーズン2終了後トータルポイント

50ポイント:349人→シーズン2=0ポイント(約67.4%)
60ポイント:26人→シーズン2=10ポイント(約5.0%)
65ポイント:32人→シーズン2=15ポイント(約6.2%)
75ポイント:49人→シーズン2=25ポイント(約9.5%)
100ポイント:29人→シーズン2=50ポイント(約5.6%)
125ポイント:14人→シーズン2=75ポイント(約2.7%)
150ポイント:19人→シーズン2=100ポイント(約3.7%)

 ベスト8への入賞率が上がりましたね。
 ここまで見てきた中で興味深いのが、約7割のプレイヤーは連続してポイントを取ることができていないという結果が出ていることですね。連続してポイントを取れていることは、一定のステータスかもしれません。

シーズン1 75ポイント: 259 人の
シーズン2終了後トータルポイント

75ポイント:162人→シーズン2=0ポイント(約62.5%)
85ポイント:9人→シーズン2=10ポイント(約3.5%)
90ポイント:29人→シーズン2=15ポイント(約11.2%)
100ポイント:31人→シーズン2=25ポイント(約12.0%)
125ポイント:8人→シーズン2=50ポイント(約3.1%)
150ポイント:10人→シーズン2=75ポイント(約3.9%)
175ポイント:10人→シーズン2=100ポイント(約3.9%)

 準優勝するプレイヤーともなると、ベスト16以上の入賞率がグッと上がったような印象を受けますね。少なくとも勝ち越してくるプレイヤーの割合が高いということなんでしょうかね。

シーズン1 100ポイント: 259 人
のシーズン2終了後トータルポイント

100ポイント:141→シーズン2=0ポイント(約54.4%)
110ポイント:22→シーズン2=10ポイント(約8.5%)
115ポイント:27→シーズン2=15ポイント(約10.4%)
125ポイント:25→シーズン2=25ポイント(約9.7%)
150ポイント:14→シーズン2=50ポイント(約5.4%)
175ポイント:14→シーズン2=75ポイント(約5.4%)
200ポイント:16→シーズン2=100ポイント(約6.2%)

 注目のシーズン1優勝者のポイント獲得確率になります。
 パッと見た感想ですと、約半数のプレイヤーが継続してポイントを獲得していることが分かり、優勝、準優勝する確率も群を抜いて高いですね。こう見ると、優勝するプレイヤーは地力が高そうな印象を受けますね。

追記:シーズン1で0ポイントだったプレイヤーの次回獲得ポイントの確率を考慮できていなかったので追記します。以降のデータはこれを考慮したものに修正済み。

シーズン1 0ポイント: 6330 人の
シーズン2終了後トータルポイント

3.予測の実施

 さて、データが出揃ったので、予測をしていきます。それに当たって、予測の仕方をこのように定義したいと思います。

 獲得ポイントごとに、次シーズンに獲得するポイントの確率を得られたので、これを使っていきます。
 例:シーズン2に100ポイントを獲得したプレイヤー270人に対して、シーズン3のポイントを確率に沿ってランダムに付与します。この場合、次のように付与していきます。なお予測簡略化(希望的観測をしたいのもある)のため、小数点以下は切り捨てて、余った人には0ポイントを付与します。
 100ポイント:270人の6.2%=16.74人
 75ポイント:270人の5.4%=14.58人
 50ポイント:270人の5.4%=14.58人
 25ポイント:270人の9.7%=26.19人
 15ポイント:270人の10.4%=28.08人
 10ポイント:270人の8.5%=22.95人
 0ポイント:270人の54.4%=146.88人

 さぁ、予測だ、頑張れ、python

予測結果

 出ました。今回は世界大会進出ラインのTOP40を目安として、上位45名を算出しました(プレイヤーIDは隠しました)。
 これによると、225ポイント(トレーナーズリーグ含めると255ポイント)がボーダーとなるそうです。感覚的には、もう少し高くなる(270ポイントぐらい)イメージでしたが、今回の予測値ではイメージを下回る結果となりました。

4.まとめ

 いかがでしたでしょうか?
 この予測を信じるのであれば、シーズン2までに25ポイントでも獲得していれば、世界への切符はまだ残されているという結果になりました。
 しかし、あくまで確率によってはじき出した数値です。何度か予測を繰り返せば、また違った値も出てきますし、連続で優勝したプレイヤーが、確率的予測ではその後連続してポイントを獲得できていないパターンも含まれています。実際には優勝や準優勝できるプレイヤーが、その後全くポイントを取れないという事象は起きづらい気もしますので、実際のボーダーはもう少し高くなるのではないかと予想しています。
 私自身は、シーズン1で優勝できましたが、シーズン2ではオポネントに泣いて8位上がりのところ9位で予選落ちしてしまい、大変悔しい思いをしました。残り110ポイントであれば、まだまだ現実的なので、この結果を信じたいところです(笑)。
 シーズン3の結果が出揃って、気が向いたら2本目を投下してみたいと思います。シーズン4終了時点で答え合わせもしたいですね。

 この記事を面白いと思ったらスキボタンをポチっとお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?