自分を特別な存在だと勘違いしている、精神障碍者。
僕は17の時、裕福な家庭で、たくさんの愛を受けて育った分際で、うつ病になった。
熱があるわけでもないのに、体が怠くって、何にも意欲がわかない。「自分は生きていない。死んでないだけだ。」などと、めんどくさいことを考えているうちに、いつしか眠り方がわからなくなってしまい、風邪薬を睡眠薬代わりに飲んでいた。
怠さはマッサージを受ければ解消されると思い、近所の整形外科に行ってみた。初診だったため、渡された紙に、思いつく限りの体の不調を書いて渡すと、「精神的な病気の可能性があるから、受