見出し画像

no Filterと共に駆け抜けた2023年総括(6)


MMブロンテの奇跡

関ヶ原の敗戦から1ヶ月半ほど経った7月24日深夜。
no Filter公式アカウントから衝撃的なツイートが発信された。

もう一つ爪痕を残すため…とは?

今年は関ヶ原に焦点を絞ってやってきたのに、先日の敗戦を受けて今度はアトジャの課金レースに出場する、というニュースだった。
「もう一つ爪痕を残すため」の文言は、さすがにホワイトフィルターの気持ちを逆撫でした。
NPPのじゃんけんに始まり、ローモバ、関ヶ原、りんちゃんのグラビア挑戦、ゆなはの声優挑戦、そして今回のアトジャ。まったくファンを増やそうという施策を打ち出さずすべてワンチャン狙いの運営の安易なやり方に、不満が爆発した。もちろんメンバーの努力もあったから一概にワンチャン狙いとしてしまうのは言い過ぎかも知れない。しかしそれらは、ファンの莫大な課金がなければ勝利に導けないイベントであることに変わりはない。
ホワイトフィルターの不満を受けてかわからないが、日付が変わってからメンバーが次々に思いの丈をツイートした。

まず口火を切ったのは、りんだった
次いで、りえが長文で思いの丈を綴った
朝になり、すずが綴る
午後には、なのが…
最後にリーダーゆなはが締め括った

僕たちはメンバーのことは大好きだし、彼女たちのがんばってる姿はとてもよく知っているし、不満は何ひとつない。不満に感じているのは運営さんの、no Filterをどう売っていきたいのかというのが見えてこない、そのまったく計画性の無いビジョンに対してなのだが、メンバーに謝罪されてしまってはさすがにもうそれ以上言えなくなってしまう。その卑怯なやり方にも僕は正直腹が立った。
ローモバや関ヶ原でもうたくさん課金しちゃったからメンバーは応援したいけど、さすがにもう無理だよ…。課金するのに疲れたよ。そんな悲痛な声もチラホラ耳に入った。僕だって同じ気持ちだった。no Filterを何とかして売れさせたい。表舞台に立たせたい。しかし、さすがに、『こっちがダメだったから次はこっちね』にしか聞こえなくて(誤解のないよう付け加えておくが、メンバーのツイートに対してではなく、運営の「もう一つ爪痕を残すため」という文言に対してである)、今一つ、モチベーションが上がって来なかった。先程の推しのツイートを何度も何度も何度も読み返しながら、僕は一体どうしたらよいだろうか、ということをずっと考えていた。
そして配信期間が始まり、配信に参加した。配信でメンバー達が頑張っている姿を目にしたら、自分がここで手を抜くなんてとてもじゃないがあり得ないな…という想いが日増しに強くなってきた。運営に対する不満が消え去った訳では決してない。これはmiuzicのためにやるのではない。推しを悲しませない為にやるんだ。そう割り切ってやっていくしかない。そう決意した日から、僕は宣伝に奔走してメンバーを全力で後押しするようになった。

深夜遅くまで頑張ってる推し
順位が変わる度に一喜一憂する
時に涙しながら胸の内を語る、りえちゃん
最後の配信は順位が目まぐるしく変動し生きた心地がしなかった

メンバーとホワイトフィルターは一丸となって最後の最後まで頑張った。最後の配信は順位が目まぐるしく入れ替わり、生きた心地がしなかった。6位以内が無条件でブロンテでの決勝戦に進めるのだが、no Filterは直前まで7位に落ちたままで、もしかして、またダメなのか…という想いが一瞬頭をよぎった。

しかし神様はno Filterを見捨てていなかった。

4位????
なんと4位で予選通過を果たした!

ラスト数秒で大型課金をしてくれたホワイトフィルターさんの頑張りもあり、ギリギリまで7位だった順位は一気に4位まで跳ね上がっていたのだった。

no Filter、2年連続@ JAMウェルカムアクト枠、獲得!

誰もが歓喜した。
心が折れかけたあの時、諦めずに応援するという選択をして、本当に良かったと、僕は思った。そして、おそらく同じ想いでメンバーを支えてきたホワイトフィルターさんたちを、僕は心から誇りに思った。

しかし、戦いはこれで終わりではない。
ここから始まるのだ。予選を突破した8組の中で横浜アリーナへ行けるのは半分の4組だけである。

来たぜ!決戦の地ブロンテ!
運命を握る投票券

夏の暑い陽射しが容赦なく照りつける8月12日。
横浜はみなとみらいブロンテで、ついに決勝戦が始まった。
当然だがどのグループも本気である。横アリのステージに対する強い想いがとても感じられてくる素晴らしいステージの連続だった。
でも僕は少し安心して観ていたのを今でも思い出す。no Filterが本番に強いのは知っていたし、その歌唱力、パフォーマンス力は、絶対どこにも負けないという自信があったから。彼女たちのチカラを心から信頼していたから。

メンバーを信じてただひたすら応援あるのみ


この日、ROSARIO+CROSSさんがゲストで招待されていた関係もあり、ロザリオのオタクの皆さまも応援に駆けつけてくれていた。ホワイトフィルターとろざたすが一丸となって、no Filterのステージを最高に沸かせた。

そしてすべてが終わった。

投票の時である。
現地組は1人2票を投じる事が出来た。関ヶ原の悪夢が一瞬頭をよぎった。もう1票をどこに入れるかという問題である。
しかし、no Filterはこれ以上ない最高のステージを披露してくれた。絶対負けるはずがないではないか。僕はそう信じて、ごちゃごちゃ姑息なことなど考えずに、次に良かったと思うグループに素直に投票した。

まず配信投票の結果が発表された。

2位!!!!

現地にいたホワイトフィルターの皆が歓喜した。今日この場に来れなかった静岡をはじめ各地のホワイトフィルターさんたちも頑張ってくれたのだ。

横アリまで、あと少し。

その発表の瞬間を、僕は今でも鮮明に覚えている。
真っ先にno Filterの名前が呼ばれた。まだ心の準備が出来てなかったと思われるメンバーが袖から慌てて駆け出て来た時、僕の涙腺は一気に崩壊した。心の中で、何度も何度も、『みんな、よくがんばったね!よくここまで来たね!』と呼びかけては、更に涙が溢れてきて止まらなかった。ステージ上のメンバーもみんな号泣したいた。
後で教えられたことだが、ステージの上からリーダーゆなはが、「ねえいろはすも泣いてるじゃん」と泣きながらりえちゃんに教えたそうで、「それを見てりえはもっと涙が出ちゃったよ」と、そんなことを知り、後に僕はまたまた涙するのであった。

少し話が前後するが、ブロンテのライブの前に、僕はこのツイートを上げている。

あと1日でno Filterを推し始めて1年という節目だった
アトジャとも関わりのある初チェキ

実はこのツイートの、りえちゃんとの初チェキの画像に、読んでもらえるかわからないが、ALTでエールを忍ばせておいた。それがこちらである。

想いよ、届け…

ブロンテでのステージが終わった直後に、りえちゃんはこのALTを読んでくれていたそうである。

この笑顔を見る為に頑張ってこれた
みんなのこの笑顔を見る為に…
おめでとう。本当に、おめでとう。

この日のイベントは特典会は無かったので、喜びや感想をメンバーに直接伝えることも聞くことも出来なかった。

しかし、である。

帰宅した深夜、ウィズラ(デジタルメッセージ)が立て続けに4通届いた。すべて、以前注文してまだ受け取っていなかったものである。りえちゃんのウィズラには、今日の感想や感謝の言葉がたくさん綴られていた。

泣いた。

特典会が無かったからこそ余韻が一層大きくなっていた

きっとこの日の想いをいろいろすぐにでも語りたかったのだろう。ウィズラに書かれた行間から溢れ出るたくさんの想い、その言葉のひとつひとつが活き活きと躍っていて、本当に本当に本当に、嬉しかった。

以下は、ブロンテでの勝利を見届けた後にツイートした僕のこの日の感想である。

アトジャ出演を決めた日の僕の気持ち(全文)

no Filterはこの決勝戦で、審査員からダントツの評価をもらったという。そして見事1位を獲得することが出来た。
後日、選ばれたグループが出演するステージが発表された。

「ストロベリーステージ」の文字に二度見する
タイムテーブルにno Filterの文字が!
メインステージのウェルカムアクトという大役を務める

すべてが夢のようだった。

8月27日。
no Filterが、ついに!  ついに!! ついに!!!

横浜アリーナのメインステージに立つ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?