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緑のクラリッセ、いちご色のエイコ

みんなだいすき角野栄子さん。わたしも…
Eテレの録画してあるのも、なんども観てしまします(*^^*)。ー静かで、世界があって、癒し。
たまにページをチェックしてまた新作やらないかなぁ~なんて

そして、観ると、鎌倉・江の島に行きたくなってしまうのですよね。

年末には角野栄子児童文学館がオープン予定。さりげなく注目してきました。

「自分のテーマカラーを決めたい、そうだいちご色にしよう!」という感じで、小物から家からいちご色でまとめている角野さん。

ーこれもやっぱり若き日のブラジル経験が影響しているんだろうなぁ、と勝手に思っています。

角野さんの本のなかに、ブラジルで出会ったクラリッセという女性が出てくるのですが、その彼女の家に行くと、食器がすべて緑色で、それは魅力的だったそう。彼女は燃えるようなオレンジ色の髪の毛で、緑の目をしていたそうです。

書いてあったのは、たしか、この本だった。

クラリッセはかなり前衛的に生きていた同世代の20代?で当時、広告代理店で働いていたそうですが、あとで伝え聞いてわかったことには、実は
 ・老舗銀行家の孫娘
 ・ソルボンヌなどを出た超エリート

ーもともとケタ違いのお嬢サンで頭もすごくキレた、
けどそういうことにまるで無頓着にみえる、コケティッシュな=角野さんにとっての”魔女★彡”だったそうです。

この人の描写については、ぜひいろんな方に読んでほしいです!
角野さんも映像でもお話されればいいのにな、と思うけど、いままで観たことがないです。

ブラジルや世界一周旅行のあれこれが伝わる本としては、これもかけがえなく…

写真が豊富でめくっているだけで楽しい気分です。

そして文章として癒されるのはこちら。

クラリッセのことも出てくるし、ロンドンの描写部分がすきです。

ーある日の午後、地下鉄に乗るため、エスカレーターで降りていった。今はもうなくなってしまったが、木製の古いタイプで、ガタン、ガタン、ガタンと大きな音をたてて、恐ろしいほど深いホームをめざして降りていく。ガタン、ガタン、ガタン。両側の壁には同じ大きさのポスターが同じ間隔でならんでいて、目の前をつぎつぎと通り過ぎていく。読もうとすると、英語なので、全部意味をつかまえられないままとぎれとぎれの言葉と絵が、頭の中に残っていく。耳にはガタン、ガタンの音。いつのまにかそれがダウン、ダウン、ダウンときこえてきた。そのとき私は学生の頃、英語で読んだ『不思議の国のアリス』を思い出した。

『ファンタジーが生まれるとき『魔女の宅急便』とわたし』

外国の地下鉄って、その深さやアコーディオンなどの楽器を弾いてる人がいる感じとか(昔の話なのでいまはどうかなぁ)、それだけでファンタジーみたいなものでしたよね。はあ♡(#^^#)


こどもにも「また見てるの~?」なんて言われちゃいます。
ーそうなのよ~(#^^#)

どれもなんども書いた気もするのですが、相当癒しなんでしょうね。笑
鎌倉に行けば住んでらっしゃるというのもなんだか奇跡のような物語。
コロナ前は鎌倉文学館にいけば絵本の朗読会があったので、こどもとなら行けたのですが、そろそろ復活しないかしらねぇ…なんて思っています。
あら、お話会があるみたい

www.kamakurabungaku.com

「目の前の現実を生きるだけではなにか足りない、なぜか活き活きとした感覚がしない…生活してても心の感動がなくなる」という人は、角野さんの本と出合ってほしい、と勝手に思う読者なのでした。

また…(^^)/


江の島のお写真をみんなのギャラリーからお借りしました、どうもありがとうございます

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