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#7.The Fall (2006)【偏愛的映画のすゝめ】

今までと同じ方法でゆで卵を作っているのに、何故かここ最近は半熟にならず固茹でになってしまう今日この頃。

第7回は圧倒的なスケールで制作された名作、『落下の王国』です。
2006年、インド/イギリス/アメリカ、118分。

映画の撮影でケガをし、主演俳優に恋人を盗られ生きる希望を失っていたスタントマンの青年と、腕のケガで入院中の少女が、青年の作った物語で心を通わせていく姿を描いた作品。出演はリー・ペイス、カティンカ・アンタルーほか。

この作品を端的に表現すると、、、

壮大な景観と美しい衣装の夢物語


美しい映像が楽しめる本作は、言うなれば撮影地:地球。世界中でロケが敢行され、CGには表現出来ないような種類の美しさがあります。メインとなるストーリーは少女に聴かせるお伽話ですが、決して可愛いものではなく、残酷で悲しみを帯びています。特に血に染まってゆく布のシーンは、芸術的で鮮烈な印象をあたえています。また後半なるにつれて、夢物語と現実に"落下"という共通項が浮かび上がってくるさまは秀逸です。

僕としては、主演のリー・ペイスさんがお気に入りの俳優さんの1人で、今作も例に漏れず美しすぎる目元が物語に華を添えています。

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