見出し画像

【水始涸】みずはじめてかる『立ち位置が気になる姫』秋分/末候🍀

我が家には、近所に住む次男のところに中学生の孫が二人いる。
中3と中2にしては、めちゃくちゃ素直に育っていて、反抗期らしきものがない。
一時期、う~ん、確か幼稚園の頃に「クソババァ!」と言われた覚えはあるかなぁ?


その話をしたら、お嫁さんのMちゃんも「あっ、私も言われたぁ〜」
と言っていたので、自分が誰かに言われて嫌だった事を人に向かって使うワザを幼稚園で覚えたんだなぁ、なんて二人で話した思い出がある。
その技を使っても、全然反応してくれないママやバァちゃんに面白くなかったのか、すぐに使わなくなった。


孫の下の子は年子なので、お兄ちゃんの失敗というか「クソババァ」発言を間近で見て、あまり効力がないと早くに気付いたのか、そんな手は使わなかった。


我が家は、3代続けて男の子の年子が生まれてくる不思議な家系。
偶然だろうけどね。
長男が継いでないというのも4代続いているし、うちの長男がこのまま結婚しなかったら、必然的に次男に任すことになるから5代。
誰が継くなんて何時代と思われるだろうが、田舎はそういうものなのだ。
うちの夫ヨッシーさんと義兄。
まだ独身の長男と、近所に住む次男坊。
そして孫たち、T君とL君。


この3代続く次男坊たちの共通点は、一見ヤンチャに見えるが堅実タイプ。
兄の失敗を見ていて、自分は一回目の失敗は回避している気がする。
さらにもう一つ、大人たちの話をひそかに聞いていて、皆の気持ちに寄り添おうとする優しさがある。
夫ヨッシーさんに関しては、義兄との子供時代は見ていないが、義母に聞いた話から推測すると、そんな優しさが感じられる。


前置きが、えらく長くなってしまった。
(前置きかい?!)
今回は、我が家にやっと登場した三男坊の所のひとり娘、4歳の姫に関してである。
遠くに住んでいるので、会うのは年に1度くらいだが、お嫁さんのKちゃんがマメにLINEで動画を送ってくれる。
幼稚園の発表会か、みんなお揃いの衣装で踊っているのだが、やたらと足元ばかり見ている。
となりの女の子にまで「もっとあっち」と指さしている。
どうも、先生がテープを貼ってある通りに立ちたいらしい。


まぁ歌やダンスが大好きなIちゃん。
お盆に来れなかったので、先日家族3人で6時間以上かけて遊びに来てくれた。
息子曰く、中身はオレと一緒だとか。
「それは大変だねぇ〜」
家でも、ずっと歌って踊っているそうだ。
こちらに帰ってくる車の中も6時間、歌いっぱなしだったとか?
うちの男子たちは、全員シャイで人前で歌えない。女の子って違うのか?
小さな歌姫に
「大きくなったら何になりたい?」
と訊ねるとアイドルに花屋さんに靴屋さんに、ファションデザイナーと山ほど夢が飛び出してきた。


世の中全体を見ていても、男子より女子の方が元気なような気がする。
女子だから男子だからという固定観念自体おかしいのだろう。
パパやママの役割だって人それぞれ、孫たちの未来を楽しみに、健康に留意し、元気でいようと思う今日この頃である。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?