元旦からの能登半島地震、今朝も５時前に揺れで目を覚ました。
昨日から今日にかけて親戚や友人たちからの温かいメッセージをたくさん頂いた。
「だいじょうぶ？」って。
この言葉に「ありがとう、大丈夫だよ」と無事に返せたことに、私は本当に感謝している。

年始に今年は何がやりたいとか、どこへ行きたい、誰に会いたいなど言っていた矢先の出来事。
ちょっと落ち着いてから、改めて気が付いた。
何にもない一日が１番幸せだってこと。
そして、明日がまたやってくるという保証は何処にもないことも。

避難するべきか、どうか迷っていた時にテレビから聞こえてきたアナウンサーの声。
「テレビを見ていないで急いで逃げてください！」
地震速報を座って見ていた夫ヨッシーさんと私、ハッと我に返った。
ネットでは「叫びすぎ」など賛否双方の意見があるらしいが、私はあれを咄嗟に言って下さった山内泉アナに感謝している。

うちは石川県でも加賀に近いので怪我もなく、庭の灯籠が倒れただけ。
だが、揺れはおさまっても、海にも近いし家も川べりにある。
今回はいろんなことが重なってたまたま運が良かったから津波が予想より小さかっただけ。
もし、津波が来ていたらテレビに釘付けになっていた私達は逃げ遅れている。
私達大人の記憶には、あの東北の震災の津波がはっきりと刻まれているはず。
なのに泉アナの声がなければ私たちは動かなかった。

泉アナの言葉に、私は感謝している。
今日、ネットの記事で山内泉アナのことを知った。
「叫びすぎ」なんかじゃない。
誰がなんと言おうと、私は彼女に「ありがとう」って伝えたい。