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なぜ「食堂」になったかの記録

なぜ食堂というコンセプトになったかについての記録(記憶)
兼 八戸リサーチ行動記録

(記録 居間 theater 東)

2022年 八戸リサーチ(現地下見)

1月某日

午前
ジャイアントルームほか美術館内の各部屋を見せてもらう。企画展「ギフト、ギフト、」を見学
企画展を見学中、展示室内にいる案内員さんが作品について丁寧に説明をしてくださる。ふだん、美術館の案内員の方とこんなに密なコミュニケーションすることもないので驚き

ジャイアントルームには窓際で勉強をしている子供がいる
空間を眺めながら何がいいだろうか考えてみる(も全く思いつかない東)


館長・今回担当してくださる美術館スタッフYさんと、近くのカフェでランチ東、ラザニアを頼んだが全く写真と違ってビビるうえに一瞬で食べ終わりちょっと落ち込む

・企画に関してのミーティングを行う
美術館のコンセプトや現時点での市民の方々からの反応、ジャイアントルームの機能について、近隣のまちなかポータブルミュージアム「はっち」との差異や連関性などを伺う
  
・稲継から「食堂」のアイデアが出る
 -ジャイアントルーム内には飲食OK(正確には一部OK)の表示がある
 -美術館で(独立したカフェなどではなく共有空間で、)飲食ができることはあまりないし、おもしろい
 -空間の広さ、天井の高さの気持ちよさ 大学食堂などを感じる吹き抜け

ジャイアントルームのテーブルに「飲食OK」の案内が

  
・美術館で飲食を可能にすることの是非について議論
 -美術館で飲食ができることは、美術品・作品をみることに重きを置いていないとみなされるか?
 -カフェが館内に欲しいという、お客さんからの要望
 -一般的な美術館での体験形式とは何か(展示を見る、ショップに行く、カフェやレストランでちょっとリッチに食事?)

・八戸市美術館内にはあえてカフェやレストランを作っておらず、周辺地域店舗との回遊性を持たせたい、といったことなどを伺う

(八戸の犬)


昼後
ミーティングを解散。
ジャイアントルームで行われている、アートファーマーさん向けの講座を少しだけ見学
この日は写真スタジオの撮影もおこなわれていた
美術館を出て市街地を散策(ひたすら歩く)

(カーテンで区切って一時的に貸しスペースになっている)


夕方ごろ
お腹が減り、ふと見つけた喫茶ピーマンに入る。夜までいる


東と稲継、ホテルで一緒に風呂に入りながら企画についてぼんやり話す
東、イベント的なことをやるとしても、こと・もの についてもうちょっと考えられないか?と稲継に話す。 どうにか「もの」にして、居間 theaterの企画(作品)を収蔵できないか? と冗談まじりにふたりでアイデア出し in 風呂

ホテルの夜鳴きそばサービス(無料ラーメン)を食べる(外国人のスタッフが出してくれた)
 ※夜鳴きそばとは....諸説あるが、江戸時代の「夜鷹そば」が語源ではとのこと。現代ではそばがラーメンに変わったらしい

なぜそのホテルが夜鳴きそばサービスをしているのかはここに記事を見つけた(しかし八戸全然関係なかった)
ドーミーイン「夜鳴きそば」が誕生した意外な経緯
ドーミーインの無料「夜鳴きそば」開発秘話


次の日

午前
ジャイアントルームにて、4人で「食堂」のアイデアについて共有・会議

昨日出会った案内員さん、企画展を見に来たおじいちゃんとお話をしている。
おじいちゃん、少し声が大きく語気も強いので、「現代アート作品の意味が全然わからないよ!」と怒っているのか…?と一瞬思うも、全くそうではないと気づく
どうやら、作品を見て考えたことや、自分の意見を案内員さんに話しているようだった(作品は田村友一郎さんの「予期せぬギフト」だった)
デパートの一角を模した展示のスペースで、案内員さんとおじいちゃん、10-15分ほど熱心に話をしていた


美術館スタッフTさん(実は同じ大学のよしみ)と、「はっち」で昼食
はっちについてや、美術館での学芸員のお仕事など、どんなことをしているのか伺う

(この時期はまだ雪が大量に)

※移動中、「雪が凍って固まっているので気をつけて」と美術館の方に言われたにもかかわらず、ダイナミックに転んで尻を負傷した東。凍った雪の痛さは半端ない

午後
美術館スタッフYさん、副館長とともに企画に関するミーティング
「食堂」はどうかという粗めのイメージをまずは共有
コロナ対応、実際に飲食を伴うイベントなどの過去事例(美術館オープニングの際にキッチンカーを呼んだ等)を伺う
細かい詳細は企画書にすることに。副館長にいろいろと八戸のお店を教えてもらう
美術館のインフォメーションスタッフさん、案内員のスタッフさんにも挨拶

夕方
喫茶ピーマンに再び寄る

(ピーマンのメニューファイル)

リサーチ、つづく


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