見出し画像

完璧な担任なんていない

こんにちは。めぐみです。
今日は教育についてお話しします。

今年も早いもので、もう2月なかば。
あと少しで春がやってきて、子供たちが小学校に入学したり、一つ上の学年に進級したりする時期ですね。
新しい担任に変わる子もたくさんいるでしょう。

親御さんの立場からすると、我が子を良い担任に受け持ってほしい...と思うものですよね。
良い担任の定義は人によってさまざまだと思いますが、子供の話をよく聞いてくれて、明るくて優しくて、でも言うべきことはガツっと言うメリハリのある先生、という感じでしょうか。

ですが、教員をやっている身からすると非常に言いにくいことなのですが...実は、教員と子供には相性があるんです。
まぁ、当たり前と言えば当たり前ですよね。

教員だって人間だし、色んな性格の人がいます。
明るい性格の人もいれば、静かな人もいます。
子供への接し方も色々です。

そして子供たちも色んな性格の子がいて、「こんな先生が好き」という好きな先生のタイプも違います。

大人同士だって「あの人とはウマが合う。」「あの人とはいつも微妙な雰囲気になる」という相性ってありますよね。
教員と子供との間にも似たようなものがあります。

なぜかこういうタイプの子とは上手くいく。
なぜかこういうタイプの子には好かれない。など。

だから、同じ一つのクラスの担任になっても、その中で自分がうまく関係を築ける子もいれば、築けない子もいるのが現実です。
もうちょっと具体的に説明してみます。

例えば、とても熱意のあるベテランの教員がいたとして。
指導力もお墨付き、熱心さも十二分。

でも、指導力がありすぎてついていけない子が出る、というパターンがあるんです。
きちきちと型にはめすぎたり、ルールを厳密にしすぎたり、ビシビシしごきすぎたりということが、合う子もいれば合わない子もいるんです。

だから、必ずしも指導力があって厳しい先生が絶対に良いというわけではないんですね。
そういう教員だと気合が入ってグングン力を伸ばす子もいれば、むしろついていけなくて苦しむ子もいます。

逆に、ちょっとゆるい教員の方が居心地が良くて合っているという子も実際にいますし、でもそういう教員だと怠けたり、ゆるくなりすぎて荒れ始めたりする子もいるんですね。
本当に難しいです。

さらに、新人教員がダメなわけでもなく、むしろ若い教員は一生懸命に子供と向き合うし、よく遊んでくれることが多いので、人気者になることも多いです。
センスがいい人もいるので、一年目でもめちゃくちゃ授業が上手い人もいます。

何が言いたいかと言うと、誰にでも好かれる完璧な担任なんていないということです。
例え我が子の担任教員があまり良くないな...と思っても、同じクラスの他の子にとっては最高かもしれないんです。
逆もまた然りですね。

教員にもタイプがあるし、得意不得意があります。
だから担任に完璧を求めず、色んな人がいるね〜くらいにおおらかに思っていただけるとありがたいです。

そして、やはり子供の教育の第一の責任は親御さんにある。
だから、学校や担任に任せすぎず、足りないところがあるなら家庭でフォローしよう、というスタンスでいるのがいいと思います。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?