夢子

渡すことのない、貴方への手紙。

夢子

渡すことのない、貴方への手紙。

最近の記事

桜の魔法

私の人生桜の季節に 恋が舞い込む。 大好きな人に会えない寂しさを 桜の散り際に紛れさせようと 貴方を想うことは、変わりはないけど 私は桜が散るように、貴方の思いを思い出に封じ込めることにしました。 春のそよ風は、散歩に出たくなるし、小さく芽吹いた緑が可愛く思えます。 私も新しい世界をみつけたくなりました。 そんな手紙を綴った。 さよならをすると、こんにちは!がやってくる法則で、桜が満開な時に出会った人。 私に似ていて、人の心を巻き込むのが上手い人。 私も

    • 好きな貴方の便りがなくて、なんとなく誰かとSEXしたいなんて。かっこ悪い本音。

      あなたの過ごした 思い出全て泡の如く消え去ればよい。 今年にはいり、私はあなたの一言を 嬉しく思って、距離が縮まったと強くなれた。 「大切に思ってくれて嬉しい」と。 決して一緒にいようとの話ではないけど 短い時間、私に何か伝えたくて私の住む街にきてくれた。 車で私は家まで送られて 私の唇を寄せてキスをした。 貴方からキスをしたのに、何か考えているような。 手を握ったら、かたっ苦しい雰囲気が伝わった。 このまま帰る事を後ろ髪引かれてるとわかったよ。 その

      • 予感の記録

        今日、思い人の演奏するピアノを見てきた。 彼から昨日なんて事ないメールがきて 私は、うたた寝をしている口実に、 あなたの奏でる音楽が素敵すぎて、まどろんでいるよと 甘いおやすみメールをお返事した。 彼に会うとき。 今日が最後だと、いつもサヨナラを隣に座らせて会うものだから それは、もうセンチメンタルを超えて 生死の狭間のような恍惚に到達してしまう。 もう会えないんだと、思って唇を重ねる 絶頂感は、言葉にするのがもったいないほど。 未来なんて全て 今一瞬

        • 世界が言葉を超える時

          今日は、夜が始まったら頃から 何故か心が軽やかで、あなたを想う切なさは今までのものと形がかわっている。 どうしたの?私。 あなたが私を思ってピアノを弾いていたんだと思う。 そう、私の想い人は、ピアノ弾き。 夜0時が過ぎ、猫が私の腕の中でまどろみだした。 私もうたた寝をしていた。 お風呂に入ろうと、ふと起きて彼のSNSを覗く。 相当ステキなステージだったんだね、今夜。 感嘆の彼の言葉が並び、どれだけご機嫌だったかが伺える。 今夜行けなかったライブ。 どうし

        桜の魔法

          セックスなんてと思う事もあるけど。

          もう夏の匂いが時折顔を出してきた 5月のGW明けの平日。 私の、別居を始めた場末のアパートに8年ぶりに再会をした彼がやってきた。まだ籍は入っているけど、セックスレス4年がやはり大問題と気づきいたった家出。それまでの生活の旦那さんは、優しかったし軽いスキンシップがあったから、まあ結婚生活なんてこんなものと思っていた。 でも、生理的現象で夜身体がほてり下半身がムズムズするというか、眠れなくなる。そんな時はいつも思い出す人。泣きながらの自慰行為。 恥ずかしい話だけどそうしな

          セックスなんてと思う事もあるけど。

          セックスというものは。

          自分の気持ちの昇華といいながら 誰かが読むイメージになってしまい 時系列をわかりやすくかかなくちゃなんて余計な事を考えていたら、何にも書けなくなった。 自分の気持ち、成り行き、思いつきなんかだけを大切に。 昨日連絡が来て、想い人が私の住む街にきた。 私は、敏腕整体師である。 忙しいくて、身体がボロボロとラインがあった。 じゃ、うちのお店に来る? マッサージを施しながら、あれだけ会いたかった彼が今手の内にいるという甘い気持ちと、硬くなった筋肉をほぐすため集中力が

          セックスというものは。

          寝ても覚めても

          三ヶ日が過ぎようとしているのに、 寝ても覚めても、彼の事ばかり。 初恋でもないのに。 私、どうしてしまったんだろう。 恋心がパワーになる日もあるけれど、 恋心が蝕む日もある。 昨日占いにいったら 諦めるに値しない恋だと。 スピードはないけど、貴女を彼は思っていると。 実は春から20人くらいの占い師に見てもらった。 腐れ縁だから諦めたらいいと言われたのは たった一人だけ。 縁が深く、二人はお互いを求めているから 大切にするべき恋と言われる。 自分で選

          寝ても覚めても

          始まらなかった恋は 終わらず温存して9年経った。 9年前貴方が既婚者で私が独身彼氏持ち。 好きの言葉はなくとも、いつの間にか恋人同士のようだった。 私は、毎日彼に手紙をかいた。 人知れずの恋、始めてはいけない恋だったから、今日顔を合わせるのが最後なんじゃないかと思いながらの逢瀬は、せつなくとも日々美しさが増していった。 そんな9カ月間。 大好きな思い出がある。 雪が降り始めた新宿で、 普段日本酒を選ばない彼が外を眺めながら こんな日は日本酒ですね、と頼む。

          渡すことのない貴方への手紙

          出会って9年。 8年ぶりに、追い風と向かい風がぶつかってしまった。 言葉にしていない想いが溢れてしまった。 毎日貴方へ、渡すことない手紙を書くことで 気持ちを昇華したいと思う。

          渡すことのない貴方への手紙