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半世紀前の「ちいさいモモちゃん」シリーズが出てきました!が、娘の反応が…

先日ここに書かせていただいた本、松谷みよ子さんの「ちいさいモモちゃん」。いまうちの5歳の娘が気に入っているシリーズなのですが、実家の本棚に、かなり綺麗な状態で昔の本が残っていました。

発見したのは、ちいさいモモちゃんのほか、モモちゃんとアカネちゃん、モモちゃんとプーの三冊。ちいさいモモちゃんを開くと、昭和46年に発行されたものなので(初版は昭和39年)、半世紀以上も前の本なのですね。

すべて厚紙のカバーが掛けられていて、レトロな色使いがとても素敵。中にはカラーページがあり、人形セットでモモちゃんの世界観を表しています。

モモちゃんと妹のアカネちゃん
CGのない時代、人形芸術の方々が細部まで作りこんで
渾身の一枚を撮影したんでしょうね
ちいさいモモちゃんの、モモちゃんのパンツを干すシーン
うちの娘はここでも大笑いをしていました
印象的なシーンですよね
モモちゃんのうちの猫、プーのお話
とてもきれいな月夜の風景も
この時代はすべて手作業で作ったんでしょうね

どの本も、信じられないほどきれいな状態で残っていました。いかに私が本を読まなかったのかということが伝わってきます…。(ちなみにこの日、同じ本棚から、私が子供のころに買ったらしいかいけつゾロリの本も一冊出てきたのですが、新品のようなきれいさで。。娘が読み込んでいる、うちにあるかいけつゾロリのほうがヨレているほどでした…。)

こんな素敵な本を見せたら、娘はどんなに喜ぶことだろう!!

はやる心を抑えて、ゆっくりと娘のところに行き、「ねえねえ、ママいいもの見つけたよ」と声を掛けました。

娘「えっ!なになに!」
私「ほら、モモちゃんとアカネちゃん!モモちゃんとプーも!」
娘「……え、モモちゃん…?」
私「ほら!モモちゃんもあるの、かわいい本でしょ!」
娘「……うーん、なんか怖いねえ」
私「…っええ!?読んでみない?」
娘「うーん、それはいいや。私、やっぱり青い鳥文庫がいい」

なんと、娘がまさかの拒否反応!こんな素敵な本なのに、「怖い」と言われ、見向きもされませんでした…。

がっかりしながら改めて本を開きましたが、確かによく見ると人形セットの写真が怖いといえば怖いような。。私が子供のころは、なぜか子供向けのテレビ番組(特にNHK)は人形劇が多く、それが子供心にものすごーく怖かったイメージがあります。怖くて私も見たくなかった記憶があるのですが、その人形劇によく似ています。よくよく考えてみると、この「ちいさいモモちゃん」も人形の写真が怖くて、開く気にならなかったような記憶が…。

この素晴らしい本を作った方には、本当に申し訳ないのですが、なぜこんな怖い感じにしてしまったのでしょうね。それとも、私よりもっと上の世代の方が子供のころは、こういったお人形が人気だったのでしょうか。謎です。

それにしても、もったいないなあ。もう少ししたら娘も怖くなくなるかもしれないので、引き続き大切に保管しておきたいと思います。

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