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書道教室に通うことになりました

子供の習い事は、できるだけ本人の向き不向きで決めたいと思っています。向いていない習い事は、さっさと諦めてもっと向いていることを探してあげたほうがいいなと思っていて。ただ例外は「書道」。向き不向きとは関係なく、子供にやらせたいと思っていました。

私自身、小さいころ書道教室に行っていましたが、小学4、5年のころになんとなく辞めてしまいました。そうして大人になり、自分のクセのある字を見るにつけ、もっと続けていればよかった…と思う毎日なのです。

そうして子供向けの書道の教室を調べていたところ、公文式にもお習字やペン字が習える「書写」という教室があることを発見しました!! さすが公文式で、一字一字、マニュアルに沿って細かく書き順や、止め、はねなどを丁寧に教えてくれるらしい。通いなれた公文式なら、子供たちもスムーズに始められそう。

一方、同じタイミングで、自宅から徒歩1分のところに、全国に支部を抱える書道教室の本部教室があることも発見してしまいました。公文の書道か、老舗書道教室か…。迷いながら老舗書道教室に電話をしてみると、「よろしければ見学にいらしてください」とのことで、さっそく行ってみることに。

この老舗書道教室が、強烈でした。。。

趣のある戸建ての日本家屋を入ると、いまどき珍しい広い広い和室があり、そこがお教室になっています。先生はとても優しそうで、キッチリした書道の先生というより、芸術家といった雰囲気の方。

「じゃあ、一枚書いてみましょうかね…」

と先生、おもむろに紙を出して、さらさらとお手本を書き、「あらら、小筆がないわねえ…」といいながら、大きい筆で名前部分のお手本も書いてくださいました。

私の記憶の中のお習字の先生は、「きっちり整理整頓」というイメージ。いつも「お手本は自宅で集中しないと書けない」とおっしゃっていたので、目の前で流れるようにお手本を書いてくださったことにびっくり。と同時に、そのおおらかさに魅了されてしまいました。

ただ、いまは展覧会の前なのだそうで、娘が1枚書いたところで、「あのね、いまは展覧会に出品する人が書いていて、ばたばたしているの。なので、来年の1月から改めてまた来てね」とのことで。私が「そうでしたか、分かりました」と言ったところ、娘が…

「私も展覧会に出します!だから今日から頑張ります!」

と、驚きのゴリ押し発言!

先生「ええ!本当に!?書ける?展覧会は三文字よ、書ける?」
娘「書ける!書きたい!書きます!」
先生「ええっ!うーん、困ったわねえ…」
娘「書きたい!書きます!」
先生「……。……そう、じゃあ、やりましょうか(笑)」

というわけで、初回から展覧会の出品作品を練習することになり、なんと年明けに開催される展覧会に出させていただくことになりました…。

迷っていた公文式の書写は、そんなわけで選択からなくなりました。

そうして書いたのが、こちらの作品。「わ」「な」は息子の作品

そんな姉の姿を見た息子も、「通いたい」と言い出しており、とりあえず自宅で書かせてみたのが画像の作品です。

どうなることやら…。

その気持ちを忘れずに、ずっと続けてくれるとよいのですが…。

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