自分には出来ないと思っていても、実は出来ていること。
『わたしって、やっぱり普通じゃないのかな?』
難聴とメニエールを患ってからというもの、わたしは障害者になってしまった。
健常者と比べてしまうこともあって、じつは引け目を感じていたけれど。
意外とわたし、健常者にも劣ってないやん!
と思えたことがあったので、ここに記すことにした。
わたしには、先ほど書いた病の後遺症がある。
1、聴こえにくさ•耳鳴り
2、身体のバランスのとりにくさ
3、めまい、ふらつき
この3つが主な症状だ。
先日、耳鼻科に行って来たがやはり平衡感覚は正常レベルには戻っていないようだ。
そんなことで私にはハンデがあるのだけれど、カラダは正直なもので疲れていたり仕事が忙しいと症状が悪化してしまうのだ。
自分でも笑ってしまうくらい体調が悪くなる。
自分の意思では、言うことを聞いてくれないんだ。
だから、自分の思うようにカラダが動かなかったりすることが私の悩みだった。というよりも、今も悩みながら生きていると言った方が正しいか…
わたしの趣味は、カメラで写真を撮ることなのだけれど。体調が悪いと、ピント合わせにも時間がかかってうまく撮れた気がしないことが多かった。
SONYのカメラなら、こんな悩みなんてないのかな
なんて、思うこともしばしばあったのだけれど私はリハビリも兼ねてカメラをはじめたからNikonを選んだことに今は後悔していない。
で、有り難いことに『写真を撮ってほしい』と言ってくださる方がいて撮らせてもらうことも増えてきて。
だけど、わたしにはやはり障害がついてまわってくるわけで嬉しい反面、自信はなかった。
普通の人と同じように、わたしもやりたいな。やってみたいことに挑戦したい!障害を言い訳にして生きていくのは嫌だ!
と、心のなかでは切に思っていて撮影の依頼をされた時は二つ返事でお話しを受けて。
さぁ、本番!
ってときに、やっぱり最高のコンディションじゃなくて思うように撮れなかったけれど。依頼してくださった方は大変喜んでくれて、こんなにも喜んでくれるものかと私も肩の荷がおりて。ホッとして、心があたたまる思いになった。
写真を実際に印刷する機会をいただいて、ピント合わせを確認したときに『やっぱピンぼけしてカッコ悪いよな』と、半ば諦めていたけれど。
あれ!意外とわるくないやん!!
実際に大きい画面でみてみると、自分が思っていたよりも意外とピントもしっかり合っていて色合いも悪くなくて。
だけど、わたしは『自分には障害があるから他の人みたいに撮れない』って思っていて。
だから、ずっとそんなふうに思っていたから目から鱗で本当に驚きしかなかった。
もちろん嬉しかったけれど、驚きが1番大きかった。
だから、ずっと自分には出来ないと思い込んでいたから今回の出来事で私は少しだけ自信をつけることができた。
もしかすると実際のところ、ちゃんと出来ていたのかもしれない。
だけど私は、自信がなかったからそんな風に思うことができなかったんだと思う。
だけど、日頃の努力や練習のおかげか人並みにできるようになってきたのかな…
と、おもうと今まで頑張ってきて良かったと思えたし写真を印刷する機会を頂けたことに、ただただ感謝しかない。
思い込みって怖いな!
考え方や、まさかの発見で思わぬ副産物に出会えて私の心の持ち方が変わったことは言うまでもない。
突発性難聴の後遺症と向き合いながら社会生活をしています。聴力障害あり。趣味のカメラと、わたしの生きたしるしを残しています♪