見出し画像

あの時があったからこそ、いまがある



画像1


今日、何気なくGoogle Photoを観ていたら2年前の思い出写真が出てきた。


ベーグル屋さんでコーヒーとフレンチトーストをいただいた時のスマホ写真だ。


この頃の私はと言うと、

『左耳の突発性難聴』


を患ったばかりだった。


音が聴こえない、話しかけられても聴き取れない。プールに四六時中、沈められたような耳が詰まった感覚。めまいやフラつきに加えて、まともに歩けない。カラダのバランスがうまくとれない。


そんな時期で辛い闘病生活を強いられていた。


家族とも離れて生活をしているし。

実際、病気になってしまうと独り身は本当に大変で誰かの世話になる事も出来ないし自分の身の回りのことは全て自分でしないといけない。


体調が悪くて寝込んでいるのに支払いに行けず滞納してしまったり、新しいカードが届いても受け取れなかったり。


今おもっても、思い出したくないくらい悲惨な毎日を送っていた。


だけど、そんな時。


近所にあるベーグル屋さんと知り合いになって。

自炊できない時、フラフラな身体で目と鼻の先にあるお店に行って不安と寂しさと孤独を紛らわせた事は言うまでもない。


人間って、1人では生きていけないのかな?


難聴になる以前にも婦人科系の病気で手術してホルモンバランスが乱れて心身ともにやつれてしまった事があったけど。それでも私は1人で乗り越えてきた。


だけど、今回は話が別で耳が聴こえない上に自分のカラダが思うように動かない、動かせないときたから『こりゃ参った!』と正直思った。


トイレに行きたくても間に合わず失禁してしまったり。


これが一番の苦痛であり恥じた。



そんな時に人に会って、励ましてもらって。美味しいものを食べさせてもらって。


そのおかげで、昨年には念願の社会復帰を果たす事ができて、バリバリのキャリアウーマンには程遠いけど。それでも自分のチカラでお金を稼いで両親に頼る事なく自分のチカラで生活できている。


ここまで来るのは本当に大変だった。

後遺症があるカラダで社会復帰なんて出来るの?って思ってたけど。


自分にあう働き方をみつけたら、なんやかんや働けるものなんですね。


もちろん周囲の理解と協力なしでは働けないけど。


このベーグルの写真を見て。


自分を支えてくれた方々に改めて感謝の気持ちでいっぱいです。何かしら恩返しができるように私も、もっともっと頑張ろう!





突発性難聴の後遺症と向き合いながら社会生活をしています。聴力障害あり。趣味のカメラと、わたしの生きたしるしを残しています♪