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終わりから知ろう

今年の8月でその役目を終えた「としまえん」は
94年の歴史に幕を下ろした。

94年!?
うちのおばあちゃんより長生きじゃないか。

「としまえん」に限らずだけど物事を、その終わりから知る事が多々ある。

例えば著名人の訃報とか。
マイケル・ジャクソンとかアヴィーチーとかヒース・レジャーとか高倉健とか。
それまではそこまで関心が無かったのに、訃報を受けた時の周囲の反応を見て
もしかしてこの人は生前とんでもない人だったのでは??と感じ
そこから遅すぎるディグりが始まるのだ。

「としまえん」に関しても

なんか閉園しちゃうらしいよ。
せっかくだし行ってみるか。
なんかメリーゴーランドがすごいらしいし。

そんなノリ行ってみた。
はっきり言うが完全に「としまえん」をナメていたのだ。

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Whoa...

としまえん屈指の人気スポット
メリーゴーランドa.k.a. CROUSEL EL DORADO

まず思ったのが、これめちゃくちゃデカい。
とにかくその存在感というか佇まいは、としまえんのボスその物だ。

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慌ててiPhoneでも撮影。
興奮してグリッド線を消し忘れてれるのな。

はしゃぐキッズや自撮りしまくるパリピ達ををかき分けて近づいてみる。

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すげえディティール。
映画のセットとかそんな物じゃない、圧倒的本物っ…!
涙が出るっ…!
犯罪的だっ……!

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で、これ動き出すと思ったより早いんですよね。
多分一番外側に乗った人とかは遠心力すごいと思いますし、
乗り物酔いする人は結構食らいそうです。

そのスピード故なのか1回の搭乗時間がめちゃ短い。ホント一瞬なのよ。
テーマパークって大体そうだけど、3分くらいの体験の為に2時間くらい並んでたと思う。

以下、他の写真達

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乗れなかったゴーカート

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絶対酔うやつ

初めて知ったのですが、noteには1記事に画像10MBまでという制限があるみたいで、馬鹿みたいに写真を載せる事は許されない様です。
これ結構ショックだ…。


今となってはもう見に行く事のできない「としまえん」ですが、
そこには長年人々に親しまれてきた風景がありました。
最後に知れて本当に良かった。
終わりから知る素晴らしさに感謝!

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さて、ここからは映画の話になりますが、
ジャン・マルク・ヴァレ監督の
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」(原題:Demolition)でも
メリーゴーランドが出てきたなあと思い出しました。

スクリーンショット 2020-10-11 17.05.45

このシーンでの大麻の売人のセリフが沁みます。
「どうだ、綺麗だろ
 今は見向きもされない
 酔って吐くだけのジェットコースターが人気だ」

そういえばこの映画も終わりから知る事を描いてたっけ。
妻を亡くした主人公が、それをきっかけに今まで見ようとしてこなかった事を見ようとあらゆるものを分解し始めるんだよね。
人間は失う間際で物事の本当の大切さを認識しがち!

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