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EMSi Fellow Community Magazine

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EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは… もっと読む
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#eumo

同じでなくてはならない

私たちが春日部で土地をお借りして協生農法を目指したコミュニティ農園を行って1年になります。土地の力を大切にする方法なので5年くらい続かないと協生農法とは言えないそうです。 最近TBSの報道特集で「協生農法」を取材した番組が放映されたようですが インターネットでこの方法への批判が多く書かれています。 協生農法をされている方はあちこちでいらっしゃって動機も人それぞれだと思います。私は慣行農法を変えたいと思っているのではなくて、このように植えたらどうなるのかな、とか、このように

いい社会とは

電子マネーeumoのユーザーになったのは実稼働した3年ほど前からで、今年はeumo加盟店になりました。 経済人として生きる現代社会の価値観として、もうけの最大化を求めて行動する価値観と、恩返しや恩送りと呼ばれる感謝の気持ちを贈る価値観があります。通貨は本来、利潤を得るだけでなく、感謝を伝える意味を持ちます。 数字で表される価値という外的世界の同調圧力に巻き込まれ、自分自身の幸福感という内的世界を探索することの価値を忘れていませんか。現状を俯瞰して見て気づきを得ることをひとつ

グレタ ひとりぼっちの挑戦

グレタ・トゥーンベリの挑戦と苦悩が描かれていたBS世界のドキュメンタリーを観ました。 人間は群れで生きる動物だ。危険を察知した人は群れに伝えなくてはいけない。自分はその役割を持っている、と考えて活動されています。 ニューヨークでの国連の地球環境サミットにヨットで海を越えて参加されました。そのスピーチの一部です。 「あなた方は、私たち若者に希望を見いだそうと集まっています。よく、そんなことが言えますね。あなた方は、その空虚なことばで私の子ども時代の夢を奪いました。 それで

コミュニティコインデザイン

eumo通貨デザインコースの1泊研修合宿に参加。 1日目午後に洞爺湖健康玄米で研修と宿泊、2日目は午前中研修、午後は洞爺佐々木ファームでの『eumo加盟店マルシェ』でのトークライブと麻紀さんのスタディツアーに参加するという内容。 RAKUICHIという場でコミュニティマネージャーしていて、参加者を増やすことを課題としてこの研修に参加しました。 RAKUICHIでは、エッセンシャル・マネジメント・スクール(EMS)の卒業生がスクールタクト(機種を問わずにICTを活用した授業が

新井和宏の「お金の本質行動学」

課題図書、推薦図書のうちから心に残った3つから引用します。 1.『GIVE AND TAKE 「与える人」こそ成功する時代』より 「強いつながりは「絆」を生み出す。同じネットワークの中だけで交流し同じ機会を共有することが多くなる。 弱いつながりは「橋渡し」として役に立つ。異なるネットワークのほうに、より開かれているので、新しいきっかけを発見しやすくなる。」 46億年の地球のいのちの中で生物が38億年続き多様化を続けているのは、強いつながりと弱いつながりがネットワークを作

give space 井口奈保

人間以外は常にコミュニケーションしている。 人間は人間や他の生き物にスペースをあげることを忘れてしまった。 都会に住んでいても他の生き物の生息地を守る。 建造環境(建物、道路、護岸工事など全て)の作り方を物理的に変えることで他の生き物に生息地を返すだけでなく、譲り合う気持ち育てる。 共感しました。 eumoが実践している「お金はありがとうの循環」というのと根底で繋がっていると思いました。 <参考サイト> https://emerging-future.org/new

世界は贈与でできている  近内悠太著  2020.03

この写真はbistro peinの金子シェフのおもてなしです。 おもてなしはお金では買えない部分です。 「市場の拡大、資本の増殖。 そのためには、あらゆるものが「商品」でなければならない。」 お金と交換すると贈与ではない。 「市場経済のシステムの中に存在する無数の「すきま」そのものが贈与なのです。」 「贈与が無くなった世界、交換が支配的な社会には信頼関係が存在しない。 信頼は贈与の中からしか生じない。 交換するものを持ち合わせていない時、つながりを必要とする。」 「贈与

価値がわかる人のところへ価値は届く

森博嗣氏の『お金の減らし方』を読みました。 お金は、自分の欲しいものに使う。必要なものよりも、欲しいものを優先する、という生き方、素敵だと思いました。 以下、抜粋です。 多額のお金を持っていても、なにも良いことはない。そのお金を、自分が欲しいもの、やりたいことと交換しなければ、価値は生まれない。お金を失うことで、価値が得られるのだ。 お金は、自分の満足と交換するためのものであり、価値があるのは、その満足の方なのである。 「どれくらい必要か」は問題ではなく、大事なことは「

ボトルからボトルをつくる

日本環境設計のグループ会社であるペットリファインテクノロジー株式会社川崎工場を、日本環境設計株式会社取締役会長の岩元美智彦氏から説明を受けつつ見学しました。 ここは回収したペットボトルを粉砕溶解し、炭素、水素、酸素の分子の状態に分解して精製し、新しいペットボトルを作っています。 ケミカルリサイクル技術です。 お話しの中で一番印象に残ったのは、「材料もバランス」という言葉でした。例えば、材料として紙が一番良いとして紙を使うとすると森林伐採の問題が起きてきます。使った製品を材

共感コミュニティ通貨eumoとの歩み

2018年11月から2021年12月まで約3年のeumoとの歩みをまとめました。 1.2018年11月 第1回eumo world eumoお披露目会 自律と共感で生まれる持続可能な共感資本社会をめざして、2018年11月28日(水)に、国際文化会館 岩崎小彌太記念ホール(東京都港区六本木)でeumoお披露目会が開催されました。 お庭の紅葉が美しかったのを覚えています。 2.2018年末から2019年初めにかけて、eumoオフィスお披露目会、eumoアカデミー説明会が開催

世界は可能性に満ちている

人類1.0 = Give & Takeの世界 人類2.0 = 自らが満たされ、他者にベクトルを向けられる人 人類3.0 = 全ては繋がり、関連しあっていると考える人 自動思考、グルグル思考。最近の私の自動思考は、ほぼ段取りです。あれこれやり過ぎでしょうか。 自分で自分の行動を抑え込む非合理的な信念(イラショナルビリーフ)は、やりたいのにやれない原因となります。 外からの枠なのに自分の考えだと思い込んでいる物事、要らない思考、思い癖はお掃除しましょう。 それにはマインドフル

対話する人として

私の認知の4点セット【意見】なぜ対話会したいのですか? 相互に学び合いたい 【経験】その意見に関連するどのような経験がありますか? 長い間、人と自然の関係はこれで良いのかなあ思っていました。 人間の科学がどんどん進歩し価値観が多様化していると言われています。 一方、富の偏在、 お金をあまり使わず自然に寄り添って暮らす人達が虐げられている事実、 魚を取り過ぎていながらの食品ロス、 鳥インフルエンザで殺処分される大量の鶏(ケージに詰め込まれている) などを知っています。

子育て罰

末冨芳 × 桜井啓太  光文社新書 2021.7 子どもと親にやさしくあたたかい「子ども天国」を日本で実現させるべく、子どもの貧困対策の活動や執筆に日々没頭されている末冨芳さん。 この本はエッセンシャルマネジメントスクールでご縁のあった、小樽市立朝里中学校校長の森万喜子さんがお勧めされていたので読みました。 森万喜子さんの言葉です。 「末富先生の厳しく真実を突く言葉は最高に優しい。そして、この国の子どもをめぐる政策の残念さが身にしみます。子どもがいる人もそうじゃない人も、

ありがとうの循環

会社員から独立されるときに、自分の仕事の値付けがしにくい。 という言葉を聴くことが有ります。 気持ちはわかります。 しかし少し考えてみると「安い方がいい」という気持ちがその根底にあるかもしれないです。 お金は循環することに価値が有るのですが、支払いを少なくして貯めようと思ってしまいがちです。 ある程度の貯金は必要だと思いますが、価値に見合った支払いは大切です。 そこが腹落ちすると自分の仕事への価値づけ、値付けができるのではないでしょうか! ありがとうをはこぶお金、やさし