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EMSi Fellow Community Magazine

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EMSi(Essential Management Science institute)Fellow Communityの皆さんの記事を集めました。 EMSi Fellowとは… もっと読む
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記事一覧

「たびのくま」の想い

「たびのくま」代表の増本眞美さんとは、「楽々テラス」さんでお料理されている時に知り合いました。後日あらためてお会いし、人と人を繋げる活動や、そこにある想いをお聞きしてきました。ぜひ読んでみてください。 大野:いつもお料理をされている姿をお見かけしていたから、てっきり料理研究家の方かなと思っていました。イベンターなんですね。 眞美:さすらいのイベンターです(笑) 料理は、eumo加盟店でもある「佐々木ファーム」のお野菜や、「ゆいのたまごハコニワファーム」の卵などを、多くの方

山の学び舎と海の旅路と徒歩の倉庫街

関与している団体の関係で、神山まるごと高専を視察することになった。 大手企業11社から10億円ずつ集めてファンドにして、運用益で奨学金を給付するため学生は無償で学べるという画期的な仕組みの高専。学ぶ内容も、テクノロジーとデザインと起業家精神を3本柱とした全寮制、徳島県神山町という山の中で5年間学べる、うらやましい学校である。開校して今年2期目、先週入学式が行われたとのこと。 学校内にいる学生たちからは、「晴れてて暑いから、川に行こう」なんてい会話が聞こえてきて、正直出掛ける場

音楽と再会させてくれた歌の話

例年より遅れて開花した桜。 咲き始めると、あっという間に満開になっちゃいますね。 満開の桜を見上げながら、脳内では森山直太朗さんの「さくら(独唱)」(以降さくら)が、今年もヘビーローテーションされています。 さくらがリリースされたのは2003年3月5日。 もう20年以上が経過している。 その頃の私はと言えば。 日本で音楽を能動的に聴かない日々を送っていました。 日本帰国前はアメリカの小さな大学で良き師に出逢え、楽しく音楽を学んでいました。 楽し過ぎて留学前には考えも

発酵道

発酵道      寺田啓佐     2007年 見えないものをイメージすることは、関心が無かったらできないことです。 昼間も夜と同じく空に星は輝いています。明るいから見えないだけです。 皮膚や口の中など身体のあちこちに常在菌がいて健康が保たれています。 発酵と腐敗は菌のバランスの違いであり、つまり、発酵すると腐らない。 地球は46億年続いていて、38億年前くらいには生物とよべるものが生まれていた。最初は単細胞生物であり、最初の多細胞生物は10億年前に誕生したとされている。

境界の現象学

境界の現象学  河野哲也  2017年 また、面白い本に出会いました。 境界とそれを超える経験について哲学的に考察する内容です。 今の社会の行き詰った感じを変えることと、人と自然との関係を今とは違ったものにすることには共通点があるように思いました。 その境界の向こうでは、もっと生き生きと生きられるように思います。 猟をする自己と狩猟的志向性 狩猟者は、人びととの関係性を離れ、異種の動物と始原的生活の中で交感する。狩猟者は獲物を模倣し、獲物と命を交換する。狩りとはひとつしか

自然がいっぱい、いすみ

友だちがいすみに山と古民家を買って、改修がほぼ済んだところへ遊びに行きました。いすみはオーガニック給食で知られています。 揃ったメンバーが自然食を体現してる人たちでびっくり。 古民家はとても素敵な場所でした。裏の小高い丘ではバーベキューができるようになっているのですが、風が強くて今日は止めました。 ホストのなっちゃんによるお料理は写真のとおり。 お野菜とドレッシングはあいこ農園さん。 https://www.facebook.com/AikoNouen/ 一緒に行った3

自ら(みずから)と自ら(おのずから)

今、関わっているコミュニティ  統合的アプローチ研究会  eumo  Ecollogical Memes  エッセンシャル・マネジメント・スクール(EMS)  手放す経営ラボ  楽々テラス、ビン笛つながりプロジェクト、地元町内会など 人の繋がりから日々面白いことが起きています。 正しいとか間違っているとかではなくて。 それぞれの人が自分の見えているものを語っている。 楽しく対話してる場で思いを感じ、学ぶことが多いです。 昨日のオンライン読書会で得た言葉 「何と すこやかな

「好き」をベースに、自分の中に拠り所となる場所を育てる(推しについて語るときに私の語ること②)

1年で10回も「推し」のライブに行った理由この1年、毎月のように、大好きなギタリスト・井上銘さんのライブに行っています。その回数、1年で10回!(本当はもっと行きたかったけれど・・・(^^;)いろんな会場で、いろんな共演者と、いろんな曲目を演奏するのを見て、聴いてきました。 どうしてそんなに行っているのか?と訊かれれば、ちょっと不思議な言い方ですが、「自分のことを知りたいから」なんだと思います。どうしてこの人の演奏がそんなに好きなのか、何にそんなに惹きつけられているのかを

WE ARE WHAT WE EAT

映画の試写会が開催され、洞爺佐々木ファームの野菜とハコニワ・ファームを使った大地のランチを出すことができました。 私が試写会を観た時のnoteはこちらです。 「食べ物が地球を癒す」 洞爺佐々木ファームはアイスシェルターを持っているので通年で野菜を送ることができて、また採ってから熟成されたジャガイモはとても甘いです。ランチのポテトサラダで驚かれて、販売用の分も完売しました。 いい土というのは堆肥などの栄養が豊かであればいいという事ではなくて、多くの種類の細菌が協調して暮らし

「書店振興プロジェクト」について思ったこと

 SNSで回ってきたこの記事を「なんか、いろいろ感覚がズレているような気がする」というコメントをつけてシェアしたところ、知人から「ズレているというのは、どういう意味ですか?」ということを問われて、確かに、なんでズレを感じたのかな、と自分でも気になりました。  そこで今回は、このとき感じた「ズレ」の正体を探ってみよう、と思いたち、以下、この記事を引用しながら読み進めていこうと思います。  経済産業省なんだ、とまず思いました。ということは、目的は経済的な側面にある、ということ

HTB『ミモザマルシェ』で絵本読みます

3月8日、9日、10日 HTBミモザマルシェが開催されます。 ミモザマルシェは国際女性デーをきっかけに、全ての女性に「感謝」と「元気」をおくるイベント。 国際女性デーに贈られるミモザの花の「黄色」をイメージカラーとして、美味しいもの、可愛いものを集めたマルシェを開催。 そしてミニステージでは「わたしらしく生きていくために知っておきたいコト」というテーマで、仕事や働き方、生き方、病気と防災についてなどのトークがあります。 そのミニステージのひとつで「絵本がおしえてくれる『私

EARTH FESTA 2024:小さな想いを大げさなお祭りにする

自分が今着ているその洋服の、素材を考えることってあんまりないですよね。 洋服は布から出来ており、デザインがあり、染めるとか織があり、更には糸がある。糸は紡いで作られている。私たちが服を選ぶとき、価格か、手持ちの服とのバランスとか、好きかどうかどういうシチュエーションで使うのか、そんなことを考えながら選ぶけど、それが自分自身の見せ方・表現につながるのだけど、作られ方に想いを馳せるのも楽しいじゃないかと、私は思っている。 素材調達・製造プロセス・物流・使い方・廃棄まで、ただ安く作

音楽との素敵でややこしい関係

10年ぶりに戻った場所はやっぱり素晴らしかった 2月18日は、札幌で「フィラルモニカ・マンドリーニ・アルバ」の演奏会だった。 せっかくだから、とリハ中も写真撮りまくり。 お客様も250名と、なかなかの盛況で、私自身も本番をとても楽しめたし、本番ならではのハプニングはあったものの、いい演奏ができたな、と極めていい気分で終わることができたのだった。 そして、素朴に「マンドリンっていい楽器だな」とか「やっぱりマンドリンが好きだ!」なんて思うことができて、本当に良かった、と思え

「ゆうべはお楽しみでしたね」は不適切か?

なんだか人生に疲れたのか、夢や希望を失ったのか、なんだか、急に、最初のドラクエがやりたくなり、やってみました。いわゆるドラクエ1という奴です。ちなみにプレイ時間は6時間くらいかな? 主人公の最終目的は、竜王を倒し、世界に平和をもたらす、というものです。 しかし、その依頼をしてきた王様の一人娘、ローラ姫がまもの達にさらわれてしまっていたようです。私事については仕事に持ち込まない。なんという立派な王様でしょうか! 国民からも心配されるローラ姫…。愛されていますね。 ゲーム