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日々の思いつきマガジン

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日々のきづき、おもいつきを、定型なく、とりとめなく、つづって留めておく本。
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動き続けられるとやり切れて、やり切れると「縁」がよくなる

私は長距離タイプ。他の人とくらべて「コツコツ」はできないが、じっくりとゆっくりとだが動きつづけられる。 この特性のお陰で「ここまでやる」と決めたことは日をまたがないもの(またいだとしても連続で行えるもの)はけっこうやり切れる。 で、不思議なことに「やり切れる」と「その場にいる」ことができてくる。やっている間はしんどいしもちろん疲れるのだが、自分の身体感覚を思考感覚にすり合わせていっている感じがする。 と、まず「その場にいる」ができてくる。そして、さらに不思議なことに「そ

役割

棚を解体した。大量のネジが床に散らばっていく。すべてネジを外したあと、ネジを拾っていく。 ①右手でネジをつまむ、手のひらに保持するを繰り返す →手のひらがいっぱいになってくると拾うたびにこぼれてしまう ②効率を上げるために両手を使って片手ずつで保持していく →持てる量は増えたが、やっぱり手にいっぱいになってくると拾うたびにこぼれる。しかも両手使うのでより下手になる 工夫だけだと効率化にならない。そこで、 ③左手でつまんで、右手に渡してためていく →安定して拾っていくこ

続・学びを大きくするおまじない

以前書いたものに加筆したい 学びを大きくする参加方法と、おまじない|福岡 要 自分の考えをわかりやすく伝えたあとも大事だと気づいた。 ⑥相手から質問・コメントを受ける 自分の考えをわかりやすく伝えたあと、「質問はありますか?」と訊いてみる。これがそのままおまじない。あれば人は教えてくれるし、そのときに訊かれることはまだ自分の中で噛み砕けていないことが多い。ぜひ質問を積極的にとっていきたい。 ⑦質問・コメントに賛成・反対・分からないのリアクションをする 相手の質問がど

伝えると伝わる

自分なりの気づきを書く。心に残ったことを書く。 それは、語りたいことなのか?誰かに読んでもらうに値するものか。私にとって気になるポイントでもある。 表現には2つの目線があると思っている。自分目線と他人目線。ディレクターとプロデューサーのような違いだ。 自分の作りたいもの、生み出したいものに焦点を当てるのか、それが受け手にどのように届くのかに焦点を当てるのか。 コミュニケーションは、受け手がいて初めて成り立つ。受けての中に形作られて初めて「伝わる」。伝えることが目的にな

コスパとか考えてないで、さ。

自分が「楽になったなぁ」という瞬間がある。それは、「この世には楽にできるものなんてない」と納得した瞬間である。逆説的で、矛盾しているのだが、自分の中でちょっとだけ物事に取り組む姿勢が変わった。 根が面倒くさがりなので、今でもなにかするときは「面倒くさい」と思う。あー面倒くさい!と言いながら取り掛かる。ただ、楽しようとは思うことが少なくなった。 「楽(らく)」を「楽しい」ことだと一度覚えてしまうと、人生どんどん生きづらくなっていっただろうなぁと思う。多分、自分のやりたいこと

なぜあの人は謙虚なのか?やり切ることの重要性

不思議なもので、時分が「やりきった」ことは記憶からどんどん消えていく。機会があると思い出してああそんな事もあったなぁという感覚になるのだが、まあそのときも感傷はわいてこない。 反面、「やりきれなかったこと」はどこまでもついてくる。常に不安になり、悔しさが込み上げ、ぜんぜん違うことにも事あるごとに顔を出してきて、ああ、あのときああすれば・・・なんて悲嘆に暮れる。 個人的な経験から言うと、時間で解決するしかない厄介なものだ。 「やりきった」か「やりきらなかった」かは、そのと

結局隙間

「骨を芯まで温める」のがよいというツイートをみた。 これまでずーっと入るたびにいろいろと試してきたが、骨の隙間に熱を入れてあげる感覚が良さそうと気づく(このツイートの主旨ではない)。身体をゆるめることは試してきたが、言葉の的確さ、イメージの力とはすごいものだ。 アウトプットとは「隙間」に向かって行うことだ。自分の心の隙間、世界の隙間。そこにそっと入り込んでいく。 隙間とは「問い」のことであり、問いが輪郭を分かたっていく。 なにか質量を飛ばすのではなく、隙間を埋めるよう

私は、世界のことを「好き」だろうか?

世界には、恵まれない人がいる。 何とも不公平である。 日本に住む私は、蛇口をひねればきれいな水が出て、コンビニに行けば温かいご飯が食べられる。1日あたりで換算すると、おおざっぱに1万円ぐらいの生活水準だろうか。 対して、世界の7億人、9.2%は一日1.9ドル(ざっと200円)以下の生活をしている(The World Bank 2017) その環境を、境遇を、いかにすれば、私は納得するだろうか。 「好き」を私たちは求める。日々の生活で「好き」を希求する。 睡眠、食事、嗜

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探求学習とは「何を」探求するのか?(社会的手段と社会的目的は違う話から)

友達と話していて、「仕事としてやらなければならない」という縛りを強く感じた。結局「ほかの人がどう納得するのかを大事にする」が目的になっていそうだった。 手段は目的になりやすい。初めて行った人は「目的」のために「手段」を生み出すのだが、それがうまくいったときに伝えられると「手段」を「遂行しなければならない目的」に変わってしまう。 社会的態度は、「社会人」として大事である。挨拶ができなかったり、横柄な態度をとったり、敬語ができなかったり、TPOをわきまえなかったり、ホウレンソ

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「聞くこと」は身体技法

今日も、大学生の友人たちとの対話会。 ひょんなことから、「どうやったら人の話を聴くことができるか」という話になった。人の話を聴くのが、つらいとか、どうも「へたくそ」な人がいるようね、という話題であった。 集まった3人は、「よく人の話を聴く側に回る派」と自認していた(公平性を期すならば、まあ、ほかの2人から見てもそうかも、とは思えるほどに)。いつの間にか聞き役になっていることがある、と。 なんでだろう?と共通点を探っていくと、実は意外なことが一緒だったことが明らかになる。

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キャラクターは「セルフ」か?

芸大生と作品制作を通しての対話。考えさせられたのは「セルフと思う写真を撮ってください。ただし、自分の顔以外を写したとして。あなたは何をセルフとしますか?」という問い。そのやりとりの中から出てきた「キャラクター」とは何かについて、考えてみる。 ◇キャラクターとは? キャラを作る、という言葉が生まれたのはいつごろだろうか?少なくとも、私の子どものころには「キャラ」という言葉はあったように思う。ぶりっ子キャラに代表される「何かを意図的に作り出して作成する人格」という意味合いに感じ

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ことばの先にあるもの

・いぬがあるく ・ぼうがある さて? もしかしたら、お読みの方は「あたったのかな?」と考えたのではないだろうか? 人は、なにか「文脈」を読み取ることができる。今回の場合は「犬も歩けば棒に当たる」ということわざを補助線にして、「いぬがあるく」と「ぼうがある」をつなげたことになる。 人の考えにも、「文脈」は存在する。そして、その「文脈」をうまくほかの人に伝えることができたとき、話し手の「伝えたいこと」がうまく伝わることになる。 ことばをうまく操るとは、この文脈を相手が

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「死ぬこと以外かすり傷」の勝手な意訳

わかりづらいかもしれないが、手にちょっとしたけがをしている。小石のような破片が、肉に食い込んでいるので、結構いたい。 これは、海に飛び込んだ時にできたケガ。沖縄のサンゴ礁は素手で触ると結構危ない。 このけがは、遊んだとにふっと「いたいな」と思って気が付いた。 飛び込んで、海と向き合って、自分の身体がエメラルドグリーンに染まっているかのような感覚に陥っているときには、まったく意識に上がってこなかったのだ。 思えば、子どものころはしょっちゅうけがをしていた。膝小僧には

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ただ観る

今日も大学生たちと対話会。今回は「かしこさ」について。 知性とは何か?を考えることで「知性的」であろうとするようであった。 知性とは、もしかしたら「並べて」「深める」ことなのではないか、と思いながら対話に臨んでいた。そして、その発想から「ただ観る」ことの知性への土台を考えた。 「問い」と「仮説」が一つの道だろうと私は考えている。「問い」は「並べる」ことから生まれやすい。状況を俯瞰し、メタの視点をもたないと「問う」ことはできないからだ。 では、「問う」だけが知性を駆動す

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