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月待猫のうた

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思いついた詩の缶詰をつくります。そのときの「うめき」のようなものなので、人にみせるようなものではないかもしれませんが、ご笑覧ください。
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#自由詩

世界はミツバチによって

風がふく 高い気圧から低い気圧へ 風がふく 太陽から発せられた電子が 風がふく 家の戸の ちょっとした隙間から 風がふくとは、つまり そことあそこがつながってる ということ 便りも薫りも種も 風が運んでくるのは そことあそこがつながってる 証拠 ミツバチの羽も 風をおこす そのときに 世界をつなげている 吹き抜ける風は 自由だ 僕とあなたの間にも 風は起きているだろうか?

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やさしい弾丸

やさしい弾丸 曲がることなく やさしい弾丸 撃ち抜かぬことなく やさしい弾丸 苦しむことなく だれもをみんな、安らかに。 その弾道を血に染めて。 それでもいつも祈ってる 撃ち抜く彼らの平穏を。

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