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メガトン級の衝撃本

いや、久しぶりにトンカチで頭を殴られたような衝撃本に出会ってる、春の日だ。

人類の始まりから、文明が広がった理由、科学や、古代の歴史まで。

人類の叡智という名の鉱脈からエッセンスを汲み取って優しく教えてくれる。

近代日本史は詳しく教科書で教えられていないけど、終戦あたりの顛末(降伏宣言はしたけど調印までして終戦だ、という世界的な常識を日本は知らずに武装解除して何万人も人が死んだこと)など目から鱗の情報がたくさん。

教養のない自分にはありがたい本。

リアルに存在しないものを認識できるようになった「認知革命」がホモサピエンスに発生し、他の種との戦いで生き残ったこと。(たとえば「我々には神がついている、悪魔である敵を殲滅しよう」という実際には見えないものだけど「リアルに存在しないものを認知する能力」によって団結が可能になる)

毛沢東から鄧小平の流れ。

国民の熱狂の中、理想論を語り、現実を見ない大本営が戦争を悪化させ、結局だれも責任を取らない、過去から学ばない日本の構造。

宮本武蔵の五輪書のエッセンス。

論語の孔子の半生。

人類が辿り、積み上げてきた叡智のサマリー&サムネイル的な本です。




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