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超重要器官 それは「腸」

こんにちは!いもじぇんぬのアキラです!
この間までの暑さはどこへやら、だんだんと涼しくなり秋本番といった感じですね!
さて、今回は腸についてのお話です。みなさん、腸は実は「超」重要な器官だって知っていますか?
生物が生まれてくる時、まず初めに腸ができると言われています。そして、その周りに神経が出来ていき、脳ができていくと言われています。
(そういえば、高校の生物で習ったような・・・)
また、「腸は第二の心臓」または「腸は第二の脳」と言う言葉もあるくらいです。

腸の働きが行動に影響?!

九州大学のマウスを使った実験で

〇マウスの腸内細菌が成長後のストレス応答の制御や脳内神経の成長に影響を及ぼしている事
〇多動(せわしなく動き回っている事)や、高い不安などの行動特性を示している個体の腸内に、落ち着いている個体の腸内細菌を移植したところ、行動が落ち着いた

という事が分かっています(功刀 2018)。 
また、ヒトでも、腸の働きが悪く腸壁から毒素や有害な細菌の侵入がうつ病の原因になっている事や、ASD(自閉症)の人の多くが胃腸に何らかの不調を持っている人が多くいます。

このように、腸内環境と脳機能はつながっていて、まだまだ研究の途上のようですが、腸環境を良くする事によって、うつや自閉症の改善になるのではないかと言われています。

デブとアスリートの腸内環境は違う???

最近の研究では、なんとデブと痩せている人の腸内細菌の種類が違うのではないかと言われています(園山 2010)。デブの腸内にはデブになりやすい腸内細菌が常在しているのだとか。逆にアスリートの腸内には運動のダメージを修復し、食物からエネルギーを獲得する腸内細菌が常在しているそう(森田 2020)。
つまり、運動ももちろん大事だけれども、何を食べるのか?が、とても重要だということです。

腸内環境を良くするたべもの

では、具体的にどんな食べ物がいいか?
①味噌
②納豆
⓷ヨーグルト
・・・・・・・などなど、発酵食品で、まずは腸内環境を作っていきましょう。ヨーグルトなどの乳性発酵食品もいいですが、我々に日本人はもとより穀物中心の食生活だった民族。そのため動物性タンパク中心だった欧米人くらべ腸が長く柔らかいので、味噌や納豆などのほうが体に合っているといえるでしょう。
(少し前に流行ったヤ〇ルト1000は、砂糖のほかにぶどう糖果糖液糖、高果糖液糖など、糖分が多い為、あきらはおすすめしません。他、ヨーグルトもできればプレーンのものに自分で甘さを足すなどの方がいいかも。腸内環境が良くなる前に、糖尿病になってしまったら本末転倒ですよね)
後は、腸内細菌のエサとなる食物繊維をとる事も重要です。豆類や穀類、野菜、きのこ類などは食物繊維が豊富に含まれています。もちろん、さつまいもも多く含まれていますよ!!


体は食べ物で出来ているといいますが、結局のところ何を食べるか?を取捨選択していくことが腸内環境改善、健康な体づくりにつながっていくのだと思います。

参考
園山 慶 メタボリックシンドロームと腸内細菌叢 2010 腸内細菌学雑誌  24 : 193–201,2010   
功刀 浩 うつ病・自閉症と腸内細菌叢 2018 腸内細菌学雑誌 32 : 7-13
森田 英利 運動と腸内細菌叢 2020 腸内細菌学雑誌 34 : 13-18 
須藤, 信行 Microbiota and Brain-Gut Axis 2009 福岡醫學雜誌
https://www.shinyakoso.com/column/american-iso-choso/

      


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