裁判傍聴メモ

刑事裁判メインの裁判傍聴記

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最近の記事

茨城の不良少年から不良中年へ…板橋区強盗致傷事件

事件概要 罪名:建造物侵入、強盗致傷 被告:小田部拓斗、赤沼翔哉、飯田政実 ※小田部の被告人質問は傍聴していないため赤沼の被告人質問から ・赤沼被告人質問 今回逮捕された被告3人と逃亡中のMの4人は「上の人(指示役)」の指示で運搬の仕事を頼まれた。その後それは運搬の仕事ではなく「形式的な強盗」だと聞かされた。「上の人」のことは声しか知らない。名前も知らなかった。 小田部は格闘技をやっていた。小田部と赤沼に上下関係はない。 連絡は「上の人」から小田部に連絡があり小田部→

    • ジャニーズの叔父?ゲイ?噂が飛び交う被告人 老婆暴行殺人事件

      罪名 殺人 被告 菊池隆 特別養護老人ホームに勤める男(50)が利用者の女性(92)に暴行を加え殺害した事件 ・菊池隆被告について 菊池被告には腹違いで7つ上の兄がいてアーティスト活動をしていた その兄の息子はジャニーズ所属のアイドルだと言う噂がある 被告も年齢の割にスタイルがよく長身で手足が長く学生時代はイケメンで人気者だった 同級生曰く被告は面白くてお洒落だった、と 被告の実母は被告が幼い頃に蒸発し被告と姉は父親に引き取られる 父親は再婚し父、養母、姉、被告の四人家族

      • 唯一無二の親友だったホームレス男性を殺してしまった男

        罪名:傷害致死 被告人の名前は名井康智(犯行当時43歳) 被害者は内館さん(事件当時64歳) 名井被告にとって内館さんはたった一人の親友だった 日頃から内館さんの世話をよくしていた 被告は鬱病を患い薬を常用していた 事件の日 被告は昼から酒を呑み、内館さんを自宅に招き入れお風呂に入れて一緒に酒を飲んでいたところ被害者が灰皿をこぼして部屋を汚しそれに怒った被告は被害者の背中や頭を踏みつけた ふと気付くと被害者は動かなくなっていた 被告は焦って近所の交番にかけこむ 「ウッチ

        • 元同僚男性を果物ナイフで刺殺した女③

          判決 被告は事件の日、被害者宅の柏まで終電間際に押しかけ待ち伏せし何度も被害者に連絡をして呼び出す。被害者は仕方なく被告に会い車で被告宅(都内)まで送っていく。被告宅に着くも「中(部屋)まで入る入らない」で揉めていたようだ。 結局被害者は被告の部屋に入った。 その後被害者から110番。 「元同僚に頭を殴られた。血が止まらない。」 その電話の最中、後ろから「ふざけんなてめえ」という声が聞こえた後、「うぁぁぁ」という被告のうめくような声が聞こえた。この瞬間、被害者は被告から刺され

        茨城の不良少年から不良中年へ…板橋区強盗致傷事件

          元同僚男性を果物ナイフで刺殺した女②

          ・精神鑑定医の証言 被告は鑑定当時は事件について素直に話していたようである。前回証言のような支離滅裂な話はしていなかった。その上で 被告は猜疑性、妄想性パーソナリティ障害または境界性パーソナリティ障害であると。 しかしその事が今回の事件に直接は関係していないとのこと。 検察はこの障害を性格の歪み、特徴と認識し弁護人は責任能力に疑問があるという主張。 被告は18歳の頃精神科に1年間入院していたが古すぎてその頃のカルテはない。 義父の話では統合失調症だった、と。 子供の頃から意

          元同僚男性を果物ナイフで刺殺した女②

          元同僚男性を果物ナイフで刺殺した女①

          罪名 殺人 被告 水谷陽子 目にかかるほどの長い前髪、長く伸びた黒髪を高い位置でツインテールにしていた。太めな体型で遠目から見ると仕草や話口調はとても46歳とは思えず高校生のようだ。 被告は逮捕時は事件の記憶はあったが裁判中はどうやら記憶がすっぽり抜け落ちているようだ。拘禁反応があるのかもしれない。 事件の日について、自分自身について、被害者について摩訶不思議な話を始めた。 被告の記憶では何故か自分が刺された側になって話を進めていた。 ・被告の証言 事件の日、被害者

          元同僚男性を果物ナイフで刺殺した女①