今敏
「日本アニメの革新」の自分用の補足のためと、読書中の息抜きのために今敏について書いておきたい。2000年代のアニメ映画の中で今敏は海外で人気が高いらしく(うろ覚え)、没後10年以上経過してもその人気は衰えない。
アニメ映画が4つとテレビシリーズが1つ。平沢進を知ったのも今敏(それとベルセルク)だった。
パーフェクトブルー(1997年)
千年女優(2002年)
東京ゴッドファーザーズ(2003年)
妄想代理人(2004年)
パプリカ(2006年)
Kindle Unlimitedで今敏アニメ全仕事というのが読める。各作品の解説は氷川竜介氏。
かつてMAD動画なる文化があり今敏にもそれがある。2000年代ということもあり(結構古いからね)出来が非常に高い。アニメなのだからまず映像を見ないと、と思う。
パーフェクトブルー
サイコサスペンスに挑む衝撃的な今敏のデビュー作。アイドルを卒業し女優に転身した未麻(みま)に、ストーカーの影と連続殺人鬼が迫る!
90年代末のアイドルとストーカーの話で海外だとこれの人気が意外に高いらしい(再びうろ覚え)。20世紀版「推しの子」に見えなくもない。転生はしないしよりグロいけど。Huluで見れるようである。
千年女優
記憶と現実が交錯する壮大なファンタジー。往年の大女優が語る半生は、千年の時を往復しながら愛のために疾走する!
原節子がモデルのある大女優の一生。インタビューと絵巻物風の回想で物語が展開する。これが一番好きかな。
東京ゴッドファーザーズ
今敏が贈るハートフルコメディの傑作。クリスマスの夜、3人のホームレスへのプレゼントはかわいい赤ちゃんだった。
妄想代理人
世界が認める才能、今敏が挑む初のアニメシリーズ!心が闇に染まるとき「少年バット」が現れる。
唯一のテレビシリーズ。dアニメで見れたはず。
パプリカ
筒井康隆の原作を得て、今敏のイメージが炸裂するSFファンタジー。夢の研究が悪意にさらされた時、夢探偵パプリカは夢の支配を企む犯人を追う!
今敏最高傑作。夢(妄想)と現実、ここに極まれり。
おまけ「オハヨウ」#2:08くらい
NHKで放送されたショートアニメ作品のオムニバス企画。今敏にとっては遺作になる。監督は他には押井守や新海誠など。全15作品。
夢みる機械
企画書を見るかぎり鉄腕アトムみたいな話で、音楽はきっと平沢進だったのだろう…。
うーん改めて見ると狂った題材ばかりだ……。息抜きにならない……。
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